P6 ツーループス
ループ2回するだけの単純な演技です
ポイントは
1回目ループの開始から90度位置と
2回目ループの開始から270度位置が
センターライン上になります
平面図です
キモになるのが
1回目のループ開始位置(引き起こし開始位置)です
ループ開始位置からセンターラインまでの距離がそのループの半径になります
当然ですが開始位置からセンターラインまでの距離の2倍が
直径になりループの頂点になりますね
難しいのは2回目ループです
1回目と同じ径にするためにセンターラインからループ開始距離を揃える必要があります
そのためには開始位置の目標物が必要です
感覚だけでは難しいと思います
静演技の左右5mフラックを目標物にしてループ開始位置を
揃える事をお勧めします
また、
1回目のループはストールターンからの進入で機速がのってますが、
2回目ループの進入は機速が落ちてループが小さくなりがちです
1回目のループの進入速度を若干抑えて
2回目に出来るループの大きさに1回目を揃える事ですね
その方が等速感も出ると思います
以上が平面的な説明ですが
ループは奥行きがズレやすい演技です
演技面を意識して、ループ開始位置、ループ頂点、ループ終了位置の奥行きを揃える事も大切です
特に前風・背風の時には奥行きや面ズレが起きやすく
風に対応した細かい技術が必要になると思います。
この演技は1回目のループ開始位置が基準になって全てが決まります
見てると簡単そうですが、やると奥が深い演技です(^^;