2024年9月16日、福岡市東区馬出2丁目「ぶんりゅう」にて。
ワンタン麺。(1100円・税込)
休日のお昼。
家族がみな出かけていて、ワタシ一人でお昼を食べに行くことに。実はあまり食欲がなくてどうしようかな~と思っているなかで、足を向けたのは、馬出2丁目、うまいラーメン屋さんが集まっている馬出中央商店街。
「博龍軒」、そして「駒や」には以前行ったことがあり、今回は↓のお店に入ってみることに。
「ぶんりゅう」。かつて「元祖長浜屋」で修業されたという大将が一人で切り盛りしているお店。2020年に中央区那の津の倉庫街からここ馬出へ移ってきたが、那の津でお店を出す前の原点は馬出にあるのだという。
入店してみると、その大将から「いらっしゃい!」と声がかかる。休日のお昼時だったけど他にお客さんはいなかった。入り口からみて逆L字型のカウンターがあり、その右側、逆L字の縦棒の位置に座るよう案内された。「そっちのほうが涼しいからね」と大将。確かにそちら側には、扇風機と送風機が1台ずつ置かれて動いていた。
メニューは、カウンターの上のほうに写真付きのものが貼られているほか、入り口の扉のところにも貼られている。そしてカウンター席の一番奥に、黒板に書かれたものも・・・その黒板のメニューにあったワンタン麺(1100円・税込)に目が行った。食欲があまりないこの日のワタシでも、ワンタン麺なら食べられそう・・・そう思って、迷わずオーダー。
注文して待つことしばし、大将が手際よく調理したワンタン麺が、ワタシの前に着丼。
白濁した豚骨スープに細麺、チャーシュー、そしてネギがたっぷりとかかったラーメンに、別鍋で温められたワンタンが載せられている。
スープはげんこつメインで煮だしてあるそうだけど、臭みはなく、やさしい飲み口。しかし、旨みがしっかりしており、さらには胡椒が効いていて、飲み進めるほどにパンチを感じる。博多のラーメンといえば、の細麺が歯切れ良く、しかもスープの旨みをしっかりとリフトアップしてくれている。シャキシャキのネギがたっぷりかかっているのもとてもうれしい。
一杯いただくと調子が出てきたので(笑)、替玉(150円・税込)もオーダー。まもなく丼に直接替玉が投入された。ネギも替玉と同時にしっかり追加してもらえて、これまたうれしい。卓上にある元ダレを少しかけて、最後までおいしくいただいた。
この日、9月半ばなのに猛暑日の暑さとなった福岡市内だったけど、店内ではエアコンが切ってあり、前述したように扇風機・送風機のみが動いていた。大将曰く、「冷房をかけて締め切って風がまわらなくなると、特に冷凍庫の熱が逃げなくなって、冷えが悪くなるんでね」とのこと。窓と入り口を開けたままにして風を通したほうが、効率よく冷凍庫の排熱ができるというのだ。常連のお客さんのなかには、冷房で冷え切ったなかで食べるよりは、暑いままでラーメンを食べるのが良いと言ってくれる方もいるのだそうで。話を聞いて納得したなぁ。
初めて訪問したワタシにそういうお話をしてくださる、人柄の良い大将のお店でいただくおいしいラーメン。メニューには変わり種がいろいろあるようなので、機会があればぜひそちらも試してみたいなぁ。
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