小山梅花堂のくるみ餅
岸和田へ遊びに来たついでに和菓子を食べようと訪れたのがここ【小山梅花堂】 という創業170年の老舗和菓子屋です。
岸和田市役所の斜め向かいにあり、岸和田城や以前食べに来た【がんこ五風荘】からも近い場所にあります。
わしが食べたかったのが、この「くるみ餅」です。
くるみ餅といえば堺の「かん袋」という店が有名ですが、なにも堺だけの名物やなくて泉州でもあちこちくるみ餅が売られています。
仙台にもくるみ餅というものがあるそうですが、仙台はくるみ餡を使用しているのに対して大阪ではくるみ餡を一切使用していません。
じゃあ、なんでくるみっていう名前がついとるねん・・・?
という疑問が湧いてきますよね。
なんでも餅を餡で包むからだそうで、包むから包みに変化したためだと言われています。
ちなみに泉州のくるみ餡は白あんが多いそうですが、堺のかん袋と岸和田の小山梅花堂は枝豆餡を使用しています。
かん袋の枝豆餡はカレーのルーのようにドロッとしているのに対し、小山梅花堂はしっかりとした固さがあります。味は甲乙付けがたし!
ちなみに餅と餡は氷の下にも隠れているのかと思いきや、さにあらず!
見えてる部分にだけ餡と餅があります・・・つまり餅は2つのみ!
もうちょっと食べたいのに、世知辛いのぉ~(´□`。)
でも、ふわふわの氷に餡を絡ませながら食べると絶妙ですな。
餡だけ食べると後味が悪くなりがちですが、氷を一緒に食べることによって口の中はさっぱりとして後味が悪くありません。
くるみ餅はテイクアウトもオーケーですが消費期限は1日。
ゆえに他商品とは違って地方発送はできません。
当然ながら、他にもたくさんの和菓子が売られています。
岸和田城を模した「もなか」もあれば、岸和田城主である岡部氏に献上された「梅花むらさめ」というものもあります。
これはとてもあっさりしたものらしく、和菓子を苦手とする人にもおすすめという口コミもあるので、今度食べてみようと思います。
とりあえず懐かしいので「冷やしあめ」を買ってみました。
商店街で飲む薄い冷やしあめと違って、生姜の風味もきちんと生きていて旨かったです。
飲んだ後、コップを再利用できるのも嬉しいですね。
小山梅花堂
〒596-0074
岸和田市本町1-16
℡072-422-0017