南米
前編はこちら。アルゼンチン・チリのパタゴニア地方について書いている途中である。aniram-czech.hatenablog.com 「一人ぼっちで闇の中に放り出されたとき、大切なのは焦らずに、まず心に大きな白地図を描くこと。そこに知識をひとつずつ当てはめていく。そ…
前回、ブエノスアイレスのキリスト教テーマパーク「ティエラ・サンタ」について書いた。今回は南へ下り、アルゼンチン・チリのパタゴニアという地方について。なお南半球なので、当然ながら南下するほど気温は下がっていく。 私たちの祖先は、約10万年前にア…
4月にアルゼンチンとチリに行っていたことはすでに書いているけれど、今回はその中でも、ブエノスアイレスにあるカトリック系テーマパーク(という名称はたぶん存在しないが、そうとしか呼びようがないので)「ティエラ・サンタ」について個人的メモを兼ねて…
4月、アルゼンチンとチリを旅行していました。GW前に2週間以上のお休みをもらってしまったので、世間と入れ違いのように、このGWはほぼ毎日働いております。世間とズレると多少の孤独感はあるけど、まあでも、このほうがいいなと改めて。 南米は治安が悪いイ…
Netflixでやっている『ビハインド・ザ・カーブ』を、見よう見ようと思っているうちに出発の日となってしまい、結局この番組を、旅行中にちまちまと見ている。『ビハインド・ザ・カーブ』は、「地球は実は球体ではなく、平面なのではないか?」と考える人たち…
Dybe!に寄稿しました。 誰かのことがうらやましくて悲しくなったら、一度そのことを忘れてみて|チェコ好き | Dybe! 本文で「人の幸せを上手く喜べない」ことについて書いたのだけど、もちろん嫉妬の場合もあるけど、私の場合は単に共感力が低いってのもあり…
日記です。 2019.3.23 トペに憧れて トペといったら南米、南米といったらトペ。「こいつは何を言ってるんだ」と思われるかもしれないが、私にとってはとにかく、長らくそうだった。 トペとは何か。私は、トペなるものに書物の中で2回ほど出くわしたことがあ…
昨年の秋、ものすごく落ち込むことがあって、「ちくしょう、もう全部どうでもいいや。全部どうでもいいから、私が今行ける場所でもっとも遠いところまで行こう……」と思い立ち、決心したのがアルゼンチンへの旅だった。今ここが「日本・東京」だとすると、も…
2019年に読んだ最初の本は、J.L.ボルヘスの『伝奇集』だった。南米の文学といったら私の中ではガルシア=マルケスかマリオ・バルガス・リョサだけど、実は他はそんなに読んだことがない。「シュルレアリスムより〈ヤバイ〉のがマジックリアリズムである」と…
Twitterのほうを見てくれている人は知っているかもしれないけれど、現在noteの有料月額マガジン「もとくらの深夜枠」にて、【クレイジーJAPAN】という連載をやらせてもらっている。テーマは「文化人類学」*1なのだけど、映画『君の名は。』の話をしてみたり…
シンガポールを発った飛行機がバリ島のングラライ空港に向かっているとき、私は席で目元にウェットティッシュを当て、赤く腫れた目をごまかすのに必死であった。そしてその不自然な様子を、隣の席(正確には隣の隣の席。真ん中の席が空席だった)に座ってい…
先日、TBSの『クレイジージャーニー』で犯罪ジャーナリストの丸山ゴンザレスさんによるメキシコ潜入取材の様子が放映されていましたね。そのへんの道路に拷問を受けた(と思われる)死体がフツーに転がってるという、ちょっとありえない映像でしたが、そうい…
先日、ノーベル賞作家のG・ガルシア=マルケスが亡くなったというニュースがかけめぐりました。 http://www.asahi.com/articles/ASG4L20YSG4LUEHF001.html ご冥福をお祈りする代わりに、今回はこのガルシア=マルケスについて、私が思うところを語ってみよう…