2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧
3月31日朝日新聞夕刊より。 かつて日本が満州事変から日中戦争、太平洋戦争の敗戦へと到った道の途中で、新聞はなぜ戦争を止められず、逆に戦争協力の深みに入っていったのか――。新たに掘り起こした事実や元記者らからの聴き取り、国内外の取材によって、多…
ホドロフスキさんの労作です。 南京事件否定論者の歴史観
産經新聞 コラム・断 “南京の真実”は政府の手で(2007/03/10) アメリカの議会でマイク・ホンダなる下院議員が旧日本軍の従軍慰安婦問題を取りあげ、日本に謝罪を求める決議を出している。またドキュメンタリー映画「南京」が米国などで公開される。南京陥落…
NIKKEI NET 3月28日 A級戦犯合祀、厚生省と靖国神社が69年に確認 靖国神社がA級戦犯の合祀(ごうし)について、1969年1月に厚生省(当時)と開いた検討会で「合祀可」と確認していたことが、国立国会図書館が28日公表した「新編 靖国神社問題資料集」で明…
本館でエントリを書いたのだが、こちらで扱う話題にも関連するのでご報告まで。 http://homepage.mac.com/biogon_21/iblog/B1604743443/C1725828807/E20070328224716/index.html
「数学屋のメガネ」への私のもともとの批判は極めて単純明快で、「30万人虐殺はありえない」は「30万人が虐殺された蓋然性は低い」よりもはるかに強い主張であり、「数学屋」氏は前者の論証にまったく成功していない、そもそも前者が「論理」によって(のみ…
このエントリのコメント欄で、厘斗さんが「虐殺」の定義をめぐる議論を吹浦忠正氏と行なっていることを報告しておられる。「数学屋」さんが「定義」にこだわっていたことは記憶に新しいし、南京事件の犠牲者数が議論される際には必ずといってよいほど問題に…
某所で某否定派から「次の資料・文献を読まなければ議論はできない」と言われちゃいました。そのリストがまたすごい(笑) 書式の不統一、書誌情報(著者名等)または誤記と思われるもの、スペルミスなどは原文ママです。 追記:ホドロフスキさんの労作、「文…
こちらはネット上にある「ホロコースト否定論」批判のQ&Aなんですが、項目リストを一瞥するだけで二つの否定論に共通するロジックが見てとれると思います。 1.ナチスがジェノサイドを実行した、または故意に600万人のユダヤ人を殺したという、いかなる証拠…
かつて回顧録『終わりなき海軍』で「慰安所」の設置に関与していたことを明らかにしていた中曽根康弘が、日本外国特派員協会で記者会見をおこない、慰安所制度及び自身の関与について追求された。 http://www.janjan.jp/government/0703/0703232269/1.php (…
狡猾な人間が注意深く封印しているレイシズムをむき出しにして語る人々は、いっけんしたところお上品な言説の背後に隠れているものを明らかにしてくれる、という意味で役に立つこともある。 南京でレイプや強盗などの不埒な行為に及んだ日本軍兵士の手記をだ…
野原さんの3月24日付のエントリはどれも非常に興味深いので、ぜひみなさまにもご覧いただきたい。 良い日本人もいた。その名は警察署長。より引用。 思うに、なかった派の人たちは、「慰安婦を感情的にもどうしても必要とした兵士たちの悲しい気持ちを一方的…
もうとりあげない、と書いたけどその後があまりにひどいので。これはもはや「議論」としては意味を持たず、この人がいい加減なことを書いてこっちに側杖が来るという事態を避けるためだけのエントリです。 このエントリに次のようなコメントをしたのだが、そ…
戸井田とおる議員は「南京問題史料本」を発行すると息巻いておられる。安倍総理への熱心なはたらきかけが功を奏して、麻生外相が国連人権委員会あたりでその「史料本」を片手に「南京大虐殺はなかった」と言わされるとしたら…。国連で「イラクに大量破壊兵器…
映画『南京の真実』のお膝元、「情報交換掲示板」の発言37。 日本人の大人の中に「既得権益や良識的大人を自称して、日本人を陥れようとしている日本人が確実に存在するという事」南京大虐殺という”フィクション・ファンタジー小説”を”真実”と思い込み、今を…
このエントリで言及した清水寛編著の『日本帝国陸軍と精神障害兵士』(不二出版)。目次を再掲しておく。 I 陸軍懲治隊と陸軍教化隊 第1章 陸軍懲治隊と徴兵制―近代初期における軍隊と障害者問題 第2章 陸軍教化隊と国家総力戦体制下の徴兵検査 II 日本帝国…
「ネット保守派論壇」とか一部マスメディアとか一部国会議員(閣僚含む)は「商行為だった」とか「便衣兵の即決処刑は国際法上違法ではなく、それに付随して市民の巻き添えもあったにしてもやむを得ず違法ではない、捕獲兵士の殺害についてさえ、軍事的必要…
「チャンネル桜」でご活躍のEmmanuel Chanelなる人物、最近は「ワシ」ブログにも登場して仲良くやっておられる…ようにみえるのだが。凪★がホロコースト否定論をダダ漏れにし、ワシがそれにほいほいのっかって『マルコポーロ』廃刊事件に関して 何故にユダヤ…
「apeman氏の利巧な投稿」「mapeman」「Apeman」(ログインなし)「mikasa」「sakasama」「sakamaru」「mohitotu」「sakamaru」というハンドルによるコメントはすべて同一IPのものでしたので、ゴミコメントとして削除しました。 「sakasaka」「saka神」「sak…
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/1677143840b260e4b0de03304293c882 Re: 「でっちあげ」というには故意が必要では? (イワンのバカ) 2007-03-21 22:14:53 (…) 下記ブログには、「朝日新聞がねつ造した南京大虐殺」が記載されていますが、朝日新聞の報…
コメント用の退避エントリのコメント欄が限界に達してしまったので、このエントリのコメント欄にどうぞ。
good2ndさんが「図書館に所蔵資料の訂正を求める戸井田とおる議員」において紹介された戸井田議員の国会質問を、dempaxさんが国会内閣委員会議事録から転載しておられる。国会図書館収蔵資料への検閲を主張するというぶっ飛んだ発想への批判はすでにおこなわ…
コメント欄で情報提供をいただいた、「黙然日記」さんの「視点を変えてみる。」について。 地下鉄サリン事件12年に絡めて、犯罪被害者の心情を訴えています。たしかにこのA(殺人事件を犯した元少年)の発言はひどい。しかし産経抄そのものはあまり面白くな…
現時点での最新のエントリは、各所から寄せられた反論を無視して、反論が出るのは相手の理解力がないせいだと開き直るだけの内容となっており、もはや議論の相手としてはとりあげるに価しない。ただ、「私は否定論者ではない」と自称しつつ実質的には否定論…
『銃後の社会史』を書いた一ノ瀬俊也の『戦場に舞ったビラ 伝単で読み直す太平洋戦争』(講談社選書メチエ)。アジア・太平洋戦争中に日本軍及び米軍が心理戦や投降呼びかけのために撒いたビラ(伝単)を、戦線別(ということは同時に時期別)に分類して分析…
何度か吉田裕からの孫引きというかたちで言及した田中利幸の「米軍はなぜ「慰安婦」を無視したのか [上][下]」(『世界』、1996年10月号、11月号)。著者は『知られざる戦争犯罪 日本軍はオーストラリア人に何をしたか』を書いた現代日本政治史家。 この…
なんか『諸君!』あたりに載る特集の見出しみたいですが。「数学屋のメガネ」さんのコメント欄でゼームス槇というハンドルの人が次のようなコメントをされました。 (…) 中国人の学者が主張しているのは、まさにそういう事と笠原氏が書いていたと思います。…
南京における虐殺という現象を「言語ゲーム」的に考えてみる 「論理的」とはどういうことか 前者について書いた先のエントリにkhideakiさんからコメント頂戴したのだが… ・どのような方法で虐殺されたのか。 ・日本軍は、中国人を虐殺するだけの特質をもっていた…
「虐殺の存在は否定していない」と繰り返し表明しているのになんでこだわるの? とお思いの方もおられるかと思います。30万人説を否定するのによりによって「1万人くらいならあっただろうが…」と、私に言わせればそれこそ「ありえない」数字を挙げた宮台真司…
「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」メンバーにして、『週刊新潮』が鳴り物入りで報じた(しかしその実旧聞に過ぎなかった)「中国政府の顧維釣代表が行なった演説記録」の重要性を根本的に勘違いしているのではないかと思われる衆議院議員(自民)、…