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Meze Audio、上位モデルに迫る音質で直販6.6万円の開放型ヘッドフォン「105 AER」
2025年1月30日 14:47
完実電気は、Meze Audioより、上位モデルに迫る音質で、あらゆる音楽ジャンルに対応するという開放型ヘッドフォン「105 AER」を1月30日に発売した。直販価格は66,000円。
ルーマニア語で“空気”を意味するAERを名前に冠した開放型ヘッドフォン。「上位モデル『109 Pro』に迫る音質を実現し、あらゆる音楽ジャンルに対応する」という新開発の50mm径ダイナミックドライバーを搭載した。W字型ドームには、単相繊維強化セルロース複合材が使われており、高域特性を明瞭に再現しながら、歪みを低減させている。
ドーム周囲のトーラス部分にはPEEK(ポリエーテルエーテルケトン)素材を採用し、高剛性と軽量化を両立。45.5度の角度で刻まれた溝により、さらなる剛性と耐久性を実現したという。銅-亜鉛合金スタビライザーをドライバー周囲に配置することで、振動の吸収と歪みを低減。これらの技術により「高音質と耐久性を兼ね備え、長い年月にわたり優れた音楽再生を実現する」とのこと。
109 Proのクオリティを維持しつつ、生産を長年ビジネス関係があるという中国のベンダーに移し、ハウジングはベリリウムコーティングなしのPEEKポリマー、ドライバーフレームはアルミニウムからABS樹脂に変更するなどしてコスト削減を図ったとのこと。
再生周波数帯域は5Hz~30kHz、インピーダンスは42Ω、通常感度は112dB(1mW/1kHz)。付属ケーブルは1.8m Kevlar OFCケーブル。重さはケーブルを含めず約336g。キャリングケースや6.3mm変換アダプターが付属する。