今回のゴール
AWS Redshift Serverlessに登録されているデータを、
AWS Quick Sightで参照できるようにします。
構成図
リソース一覧
・VPC関連(VPC、サブネット、セキュリティグループ)
…Redshift Serverless、Quick Sightが動作するために必要。
・Redshift Serverless関連(名前空間、ワークグループ)
…データベース、スキーマ、テーブルは任意で作成しておきます。
・Quick Sight関連(Quick Sight用ロール、データソース、ダッシュボード)
…Quick Sight用のロールを作成。
Redshitをデータソースとして定義し、ダッシュボードを作成します。
【補足説明】
VPC関連・Redshit Serverless関連は、これまでに作成したものを使用します。
【AWS】Glue JobでS3内のファイルを別ディレクトリに移動する_#001 - サクッとAWS
【AWS】Glue Jobを用いて、S3に格納されたファイルのデータをRedshit Serverlessに登録する(前編)_#002 - サクッとAWS
【AWS】Glue Jobを用いて、S3に格納されたファイルのデータをRedshit Serverlessに登録する(後編)_#003 - サクッとAWS
作成手順
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Redshift Serverlessにデータを登録
・今回は、下記テーブルを準備しました。
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Quick Sightにサインアップ
・今回は、無料枠を使用します。
・サインアップできました。
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自動作成されたロールにポリシーを追加
・IAMにて、Quick Sight用のポリシーを作成します。
・JSONにてポリシーを記載し、任意のポリシー名で作成します。
※今回は、「policy-Quick_Sight」で作成しました。◆JSON
{"Version": "2012-10-17","Statement": [{"Effect": "Allow","Action": ["ec2:CreateNetworkInterface","ec2:ModifyNetworkInterfaceAttribute","ec2:DeleteNetworkInterface","ec2:DescribeSubnets","ec2:DescribeSecurityGroups"],"Resource": "*"}]}
作成したポリシーを設定します。
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VPC接続を追加
・右上の人のアイコンをクリックし、「Quick Sightを管理」をクリックします。
・左のメニューで「VPC接続の管理」をクリックします。
・「VPC接続の追加」をクリックします。
・作成済みのRedshift ServerlessのVPCの情報を設定します。
・VPC接続を追加できました。
ステータスが「AVAILABLE」となるのに、時間がかかる場合があります。
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データセットを作成
・「新しいデータセット」をクリックします。
・「Redshift 手動接続」をクリックします。
・必要情報を登録し、検証します。
◆データソース名:任意で入力
◆接続タイプ:VPC接続で、作成した接続名を選択
◆データベースサーバー:Redshift ServerlessのVPCエンドポイントで
~.redshift-serverless.amazonaws.comまでを記載
◆ポート:5439
◆ユーザ名・パスワード:Redshift Serverlessのユーザ名とそのパスワード
※今回はAdminを使用しました。
※Redshift Serverlessのエンドポイントは、ワークグループに記載されています。
・スキーマとテーブルを選択します。
・データセット作成が完了しました。
今回は、「データクエリを直接実行」を選択し「Visualize」をクリックします。
・Redshift Serverlessに格納されたデータをQuick Sightから参照できるように
なりました。