陸上自衛隊第1師団(東京都練馬区)は9日、静岡県御殿場市の東富士演習場で、第32普通科連隊(さいたま市)に所属する男性陸曹長(45)が「徒歩行進訓練」を終えた後に倒れて死亡したと発表した。 第1師団司令部によると、陸曹長は8日午後7時から東富士演習場内を約20キロ歩く訓練をし、別の野外訓練が始まるまで休憩していた9日午前1時45分頃に倒れたという。死因は、血栓による心筋梗塞(こうそく)だった。 陸曹長は訓練で重さ約10キロの荷物を背負い、小銃を携帯していた。隊員間の距離を取っていたため、訓練中は途中からマスクをあごにずらしていたという。