Appleは11月11日、一般的なパーソナルコンピューターよりも「iPhone」向けに近いチップを初めて採用したMacを発表した。13インチ「MacBook Pro」と「Mac mini」「MacBook Air」の3機種だ。それだけでもテクノロジーファンにとっては刺激的なことだが、今回の自社開発チップの採用は、Macを購入するかどうかに関係なく、今後の業界の動向を示す兆候でもある。Appleは、数年をかけて、自社のコンピューターの頭脳を変えると語ってきた。発表されたばかりのマシン群を皮切りに、自社開発チップに全力で取り組んでいく考えだ。 ほとんどの人は、Macコンピューターの小さなチップに変更が加えられたことに関心はないかもしれないが、このことはAppleだけでなく、テクノロジー業界にとっても大きな変化を意味する可能性がある。この14年間、Appleは自社のノートブックとデスクトップコン