閑静な住宅街にひっそりとたたずむ一戸建てに足を踏み入れると目に飛び込んでくるのは、色とりどりのキルト。11月21~23日、東京・国立市でキルト作家の鷲沢玲子さんが主宰するキルト教室「キルトおぶはーと」のパッチワーク展が開催された。 出品者に贈られた胡蝶蘭のスタンドが華を添えた会場には、50点ほどの作品が展示された。なかでも大勢の来場者の注目を集めていたのは、オリーブの実のパッチワークに黄色やピンクの差し色が映えるタペストリーと、フルーツ柄がちりばめられた、カラフルなトートバッグだ。 「どちらも三浦百恵さん(64才)が出品されたものです。みんな足を止めて顔を近づけ、細部まで見入っていました」(パッチワーク展の関係者) 別の関係者も続ける。 「百恵さんの作品は丁寧で色使いが美しい。パッチワーク展で彼女のバッグを見ていた、とある来場者は『このバッグと同じ物を作りたい』と、その場にいたインストラク