【読売新聞】 6434人が犠牲となった阪神・淡路大震災は、大都市を直下型地震が襲った戦後初のケースだった。震災を教訓に、地震のメカニズム解明や被害軽減などを目指す研究が進められてきた。発生から30年となるのに合わせ、各研究分野の現状

4月17日に話題になった「臨時情報」とは何か 4月中旬、「南海トラフ地震臨時情報(以下、「臨時情報」)」※1が話題になった。「臨時情報」は2019年5月から本運用が開始された新しい仕組みで、南海トラフ地震の可能性が通常より高まったと考えられる場合に気象庁が発表する。4月17日は南海トラフ地震の震源域付近の豊後水道でM6.6の地震が発生し、「あわや『臨時情報』が発表されるところだった」と注目された。一方で「臨時情報」そのものの認知度不足と、実用の難しさも改めて浮き彫りになった。そもそも「臨時情報」という言葉自体、この時に初めて聞いたという方が多いのではないだろうか。4月の騒動は「不確実な地震予測」をどう理解し、防災に活かすべきかという、我々が先送りにしている喫緊の課題ににわかに脚光を浴びせる一件でもあった。 確実な地震予測は難しいものの……。過去のパターンを防災へ活かすには 従来、東海地震に
備えたことしか、役には立たなかった ~ある官僚の震災~ 大きな揺れ、迫り来る大津波。状況の把握もままならない中での初動対応。がれきに遺体が残る中での道路啓開「くしの歯作戦」。遺体を埋葬するための「ひつぎ」の確保…。 「備えたことしか、役には立たなかった」 あの日、経験なき大災害に直面しながら数々の判断を迫られた、ある官僚の告白です。 (社会部災害担当記者 清木まりあ) 東日本大震災のニュースで放送された内容に関連する記事です 3月11日午後2時46分/地震発生 「ロッカーや棚がガタンガタン倒れて。揺れの長さと大きさで、ただごとではないと」 当時、東北地方整備局長だった徳山日出男さん。陸・海・空を管轄する国土交通省の出先機関のトップでした。 当時の徳山さん 局長に就任したのは2011年1月。 阪神・淡路大震災など、過去に災害対応にあたったこともありましたが、基本は東京で対応。被災地の現場経験
東京大学(東大)は2月27日、微小な振動である「微動」を用いて、地殻深部の変化を高い時間解像度でモニタリングする手法を開発したことを発表。同手法により、地震が火山活動に与える影響を調べることが可能となったことから、富士山や箱根直下を調査した結果、2011年の東北地方太平洋沖地震の際に水圧が上昇していたことや、火山地域では地震前の水圧に戻りにくいことなどが明らかになったことも併せて発表した。 2011年の東北地方太平洋沖地震と静岡県東部地震で影響を受けた富士山と箱根地域(出所:東大プレスリリースPDF) 同成果は、東大大学院 工学系研究科の垣内優亮大学院生、同・辻健教授、産業技術総合研究所の二宮啓研究員らの共同研究チームによるもの。詳細は、地球科学に関する幅広い分野を扱う学術誌「Journal of Geophysical Research - Solid Earth」に掲載された。 地震が
【読売新聞】調査研究本部 丸山淳一 南太平洋の島国、トンガの海底火山で1月15日、大規模な噴火があった。噴煙は上空約20キロと成層圏にまで達し、火山灰は半径250キロ~400キロにわたって広がったとみられる。噴出物の量から噴火の規模
東日本大震災の津波で目立った障害者や高齢者らの逃げ遅れを減らす取り組みは、どこまで進んだのか。被災地の教訓は、おのおのがばらばらに逃げる「てんでんこ」。車いすで生活する記者(26)が訓練に参加し、避…
北陸電力は9日、能登半島地震発生後に約3メートルの津波が志賀原発(石川県志賀町、停止中)に到達していたと発表した。原発の敷地は高さ約11メートルで、さらに4メートルの防潮堤を設置しているため原発への影響はなかったとしている。 津波は地震発生から約1時間半後の1日午後5時45分ごろに到達したが、北陸電は当初、津波による水位の変動はなかったと説明していた。 その後、同時刻ごろに敷地内にトンネルを通じて海水を引き込んでいる2号機取水槽で水位が3メートル上昇していたことが判明。ただしこの上昇は津波の高さとは対応していないため、このデータを使って原発西側の海の水位変動を解析した結果、約3メートルの津波が到達していたことが分かった。 地震直後はデータ伝送が停止し、3日に復旧した海底の波高計とも一致した。今後、津波が陸地を駆け上がった高さも解析する。
能登半島地震で、被災地は救助やインフラ復旧の遅れ、不十分な医療や支援物資、孤立状態など、さまざまな苦境に直面している。それらの目詰まりの主因は、半島の道路寸断だ。政府は道路を切り開く作戦を急ピッチで展開している。 本州の中心から北に突き出た能登半島は山地が大半を占め、そこに集落が点在する。「能登の大動脈」と呼ばれる国道249号は半島の沿岸を囲むように走り、山肌を縫うように県道や農道が通っている。 しかし、1日に発生した地震によって8日午後2時現在、その国道249号は少なくとも24カ所で土砂崩れなどによる通行止めが発生。甚大な被害が出ている石川県輪島市や珠洲(すず)市の市街地につながる道路は、1本ずつしか確保できていない。「陸の孤島」と化した能登半島で、住民たちは過酷な生活を強いられている。 四方を山に囲まれた石川県輪島市打越町地区。1日の激しい揺れで自宅の外に出た区長の谷内(やち)均さん(
読売新聞で1月6日6時38分に以下の記事が配信される。 石川・穴水の避難所、40~50代の集団が自販機破壊し金銭盗む…目撃者「避難所がパニックに」 被害を目撃した避難者の30歳代男性や同校によると、発生したのは地震発生直後の1日夜。当時、避難者が続々と校内に集まり、100人ほどが身を寄せ合っていた。学校は地震の揺れでほとんどのガラスが割れており、誰でも自由に入れる状態だった。 同日午後8時頃、校庭に金沢ナンバーの車が見え、40~50歳代の男女4、5人の集団が校内に入ってきた。集団は「緊急だから」とだけ話し、女の指示を受けた複数の男がチェーンソーとみられる道具を使って自動販売機を破壊し、飲料水や金銭を盗んだという。 目撃者の男性は「けたたましい音が学校中に響き渡っていた。避難所はパニックになり、誰も止められなかった」とおびえた表情で語った。同校の島崎康一校長は「避難者も不安に感じているので、
最大震度7を観測した能登半島地震で道路網が寸断されていることを受け、自衛隊は4日、海上輸送した重機などを陸揚げする作業を、石川・輪島市で開始した。 この記事の画像(24枚) 生存率が下がるとされる地震発生から72時間が迫る中、海上自衛隊の輸送艦「おおすみ」が、輪島市の大川浜の沖合に到着した。 「おおすみ」には、救助活動に使う重機や車両などが積まれていて、午前9時過ぎ、ホバークラフト型の揚陸艇による陸揚げ作業が始まった。 重機などは、通行が困難になっている道路の整備を行いながら、輪島市や珠洲市の救助活動の現場などに向かう予定。 この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。 ギャラリーページはこちら(24枚)
<a href="http://archive.today/0vKNK"> <img style="width:300px;height:200px;background-color:white" src="https://archive.vn/0vKNK/84992d53d2c82ca5f84b1759384a1be9bda39cb7/scr.png"><br> 石川・穴水の避難所、40~50代の集団が自販機破壊し金銭盗む…目撃者「避難所がパニックに」(読売新聞オンライン)へのコメント | Yaho…<br> アーカイブされた 2024年1月6日 11:29:36 UTC </a> {{cite web | title = 石川・穴水の避難所、40~50代の集団が自販機破壊し金銭盗む…目撃者「避難所がパニックに」(読売新聞オンライン)へのコメント Yaho… | url = https:
2024年1月3日頃から、能登半島中部の志賀町で「中国人窃盗団がマイクロバスで被災地を回って窃盗をしている」というデマが拡散しました。 最終的には情報提供したとされる消防団長当人が中国人窃盗団の存在を否定して、誤情報だと確定しました。 しかし、その後も「マイクロバスに乗った中国人窃盗団」 というデマがしばらく拡散され続けました。 今回のデマは情報源がはっきりしていて誤情報だとの確認も早かったですが、東日本大震災の時には同じような内容のデマが情報源不明のまま拡散し、中国語話者の殺害を掲げた自警団も被災地にやって来る危険な事態になりました。 今回は被災地の内部から出て来たデマでしたが、このデマがどこから出てどのように拡散したのか記録しておきます。 追記:2月24日の朝日新聞の記事によると、避難所内で噂を聞いた消防団長が、1月3日20時40分頃にLINEグループで中国人窃盗団のデマを共有した。
大手ゼネコン「大成建設」(東京都)は16日、札幌市中央区で開発中の大型複合ビルの建設で、鉄骨の精度について実際とは異なる数値を工事監理者に報告していたと発表した。発注者が定めた品質基準を満たしていないため、当初、2024年2月に完成予定だったが、26年6月末に遅れる。専務執行役員の寺本剛啓取締役と常務執行役員の平島信一札幌支店長は責任を取って今月末に辞任する。 この複合ビルは、NTT都市開発が開発中の複合ビル。今年1月、同社が現場を確認した際、不審な点に気づき、大成建設が測定し直した。同社によると、建物の鉄骨部分722カ所のうち、70カ所が精度不良だったという。NTT都市開発によると、26階建ての北棟は15階まで、南棟は全7階の鉄骨が組み上がっていたというが、地上部分の全てと地下部分の是正対象部分を撤去し再構築するという。同社は「(大成建設との)信頼関…
ある難題に取り組んでいる、変わったコンビがいます。 それは、あなたの家族のため。未来のあなたのためでもあるんです。 「大災害から助かった人が、死にたいと感じてしまう社会はおかしい」 「誰かがやらないといけない。なら知ってしまった私がやればいい」 国の制度がおかしい、十分ではないと感じた時、そのままにしてしまうのではなく、2人は実際に行動を起こしました。目指すゴールはどこ? (盛岡放送局 記者 髙橋広行) 取り残されている人たち 阿部知幸さん(48)。 岩手内陸(紫波町)の出身で、いまは自ら立ち上げた盛岡市にあるNPO法人「フードバンク岩手」の事務局長をしています。 フードバンク岩手 事務局長 阿部知幸さん 12年前の2011年当時は、中堅メーカーで働く営業マンで、4月からは別の会社に転職することが決まっていました。 当時は「生活に困っている人は『自己責任』」という思いもあったという阿部さん
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