・モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか 重鎮フィリップ・コトラーが『マーケティング3.0』を提唱して驚いたが、ダニエル・ピンクによるとモチベーションも3.0になる。2.0ではもはや古いものを意味するようになった。 著者はモチベーションを人類の行動のOSにたとえて、 モチベーション1.0 生存を目的とする人類最初のOS モチベーション2.0 アメとムチ=信賞必罰に基づく、与えられた動機づけによるOS モチベーション3.0 自分の内面から湧き出る「やる気!」に基づくOS という進化を遂げるのだという。 これまでの信賞必罰2.0は現在のビジネスの事業形態と一致していない。21世紀の人間の行動と一致しない。現代の仕事の多くと相いれない。といった理由で、時代遅れであり、ありがちな目先の報奨プランや成果主義に基づく給与体系は、多くの組織で機能せず、有害な場合さえ多いのだと教える