厚生労働省は30日、新型コロナウイルスの感染歴を調べる抗体検査を昨年12月14~26日に5都府県の計約1万5千人に実施した結果、東京都は1.35%、愛知県で0.71%、大阪府で0.69%から抗体が検出されたと発表した。2月に速報値を発表しており、その後追加の分析をして結果を確定した。 宮城県の抗体保有率は0.14%、福岡県は0.42%だった。国立感染症研究所で追加の分析を行ったことで、複数の地域で速報値よりも保有率が上がったが、厚労省は「欧米と比べても少なく、依然として多くの人が免疫を持っていないと分かった」と説明している。