飯伊地区期成同盟会がリニア駅の併設を求めているJR飯田駅(手前)。奥に風越山がそびえ、飯田市の水源域が広がる リニア中央新幹線計画を巡り、県や県内5地域の期成同盟会などで作るリニア中央新幹線建設促進県協議会(会長=阿部知事)の総会が21日に開かれる。県は総会決議で各地域の意見を集約し、JR東海に要望する考えだが、地域ごとに思惑は様々。中間駅の候補地などについて、総会決議で具体的な要望になるかは不透明だ。「県の総意」を示せるかどうかが注目される。 JR東海は7日、県内分だけ、3キロ幅の概略ルートや直径5キロの中間駅候補地の発表を見送った。協議会には諏訪、上伊那、飯田下伊那、木曽、松本市などの中信の各期成同盟会が参加。21日はJR東海幹部も訪れ、協議会は決議を県の総意として同社に要望する。 諏訪、木曽、飯田下伊那の3地域の首長らは既にJR東海側に要望を伝えた。上伊那では24日に面談を予定、中信