巨人の大型補強でストーブリーグが賑わうなか、今年のプロ野球は巨人一強となるのか。あるいは他球団が一矢報いるのか。阪神、南海などでエースとして活躍した江本孟紀氏(77)と“巨人キラー”と呼ばれ、通算200勝を挙げた元大洋の平松政次氏(77)が2025年のペナントレースの見所を語った。【前後編の前編】 巨人は万全の補強で断トツの優勝候補 江本:今オフは楽天を自由契約になった田中将大(36)の巨人への移籍にびっくりさせられたね。 平松:マー君はいまだ偉大な投手だよ。通算200勝まであと3勝だけど、阿部慎之助監督は3つ勝たせるためではなく2ケタ勝ってもらうために獲ったはず。 江本:申し訳ないけど、3つ勝つのも大変だと思う。昨季はわずか1度の登板に終わったし、あの年齢の選手で1回糸が切れてしまうと復調するのは至難の業。他球団もそれをわかっているから、獲得に動かなかったんじゃないかな。阿部の狙いがわか