昨夜、The Roomに初老の紳士がお越しになった。 そして、ファッション評論家の大内順子さんばりの サングラスをかけたお連れの女性(奥様?)が 「ライブはいつ始まるの?」と僕にお尋ねに・・・。 今日は演奏はないんです、 レコードを回すだけなんですと説明するも、 「だって表の看板にジャズと書いてあったじゃないの?」 とご納得頂けない様子。 「まぁ、いいじゃないか」 と紳士に笑顔で僕に温和な眼差しを投げかけて頂き 事なきを得た。 尊敬するピアニスト、 吉澤はじめさんのニュー・アルバムに収録される 'My Favorite Things'の後に、 トモキ・サンダースをフィーチャーした 彼の新曲(はじめさんもトモキとレコーディングをしたのだ)を かけていた時の事だ。 紳士がブースにやって来て、 「ファラオ・サンダースをご存知だとか」 とお尋ねになった。 店長の佐藤強志がお二人と話していたので、
本作は今までのUyama Hirotoの作品とは一線を画す。実験的に楽曲を制作する中で見えてきた自身の音楽の根幹にアプローチした、渾身の意欲作である。これまでの作品はHip H opやJazzと言ったジャンルの中での様式美を追求した作品であったが、今作は心の深層部と向き合い、湧き上がる感情を素直に音に投影し、それをこれまで培ったテクニックやテクノロジーにより解放することによって生まれた。どちらもUyama Hirotoの作品ではあるが、制作過程において過去作が建築的であるとすれば、今作は溢れ出たフレーズやビートが散りばめられた衝動的作品と言える。それ故、アルバムを通して日本人であるDNAに刻みこまれた民謡的メロディ、野生的な打楽器、竹笛等のスピリチュアルな楽器の音色など、耳慣れたUyama Hirotoらしさもありながら、意外な側面にふと耳を奪われることも少なくない。また、過去の自分だけで
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