圧倒的な強さでプロ野球・セリーグで3連覇を果たした広島カープ。「カープ女子」という流行語も生まれ、本拠地のマツダスタジアムは毎試合ファンで埋め尽されます。ただ、すごいのはそれだけではないんです。かつては「貧乏球団」とやゆされていましたが、今では毎年、過去最高の売上高を更新するなど「稼げる球団」と変身を遂げました。取材を進めると“稼げない”と指摘される日本のスポーツ界を変革する鍵が見えてきました。(ネットワーク報道部記者 伊賀亮人) 連日、真っ赤に染まるスタジアム。カープの主催試合の入場者数は昨シーズンまで3年連続で200万人を超え過去最高も更新し続けています。その熱い声援には選手からもチームの好成績を後押ししているという声が上がります。開幕前にはチケットの販売開始の何日も前からテントを張って徹夜で並んででもチケットを手に入れようというファンもいるほどです。 調べてみると、チームの成績だけで
