かつて「日雇い労働者の街」として賑わった横浜市中区の寿地区は、現在住民の約半数が65歳以上、その大多数が生活保護受給者という状況にある。そんな寿地区の独居高齢者に足掛け15年寄り添い、訪問診療や看取りに尽力してきたのが、総合内科の診療所「ポーラのクリニック」院長の山中修医師(64)だ。寿地区ではどのように看取りが行われているのか、その現場を取材した。(取材・文:堀香織/撮影:yOU〈河﨑夕子〉/Yahoo!ニュース 特集編集部)

心の奥底で農業に憧れている人たちがいる。 私たちの一部は、「いったいどこの誰が私たちのプロダクトを喜んでいるのだろう」と首をかしげずにはいられないような、第三次産業に従事し続けている。人間の生活とはもっとシンプルなもの、衣食住と少しの娯楽だけで、充分に満ち足りたものだったはずだ。 豊かさという列車は高度成長期のころに軌条から脱線してしまったが、いまだにかろうじて横転せず走り続けており、それどころかますますそのスピードを速めながら、得体の知れない怪物がひそむ新現代の密林に突入しようとしている。 ちなみに列車も運転できる。 我々はこの列車からどうにかして脱出し、地に足のついた生活を始めなければならない――と、心のどこかでわかってはいるのだが、列車の暴走があまりにも速すぎるために、そうするには非常な勇気が必要だし、飛び降りた者たちは経済的にひどい痛手を負ったという噂もつねに聞こえてくる。 しかし
みなさんこんにちは。 遠くのほうに座っている方も聞こえますか? すいません、マイクの音量を少し上げる感じで、はい、もう少し。 はいはいこれでOKです。 ごめんなさい、声が小さくて。 さてあらためまして、こんにちは。 今回は「ラーメン屋でセットメニューを注文した時の時間差到着問題」についてお話させて頂きます。 みなさん、今日のお昼は何を食べましたか? あるいは、これから何か食べられる方もいらっしゃるかと思います。 うどん、とんかつ、寿司、カレー? はいはい、違います。 みなさんが食べていいのはラーメンセットだけです。 扉をあけて、入るのは町の小さな中華料理屋。 のれんには「ラーメン」「中華料理」 神戸だったら「中華洋食」なんて書かれているお店も多いですね。 このような個人店は調理をおやじ一人でやっている場合が多いので、カウンターに座ってセットメニューを注文した時に、私たちは必ずひとつの問題に
京都市に1年に1回しか運行しないワケありのバスの路線があるのをご存知でしょうか。21日がその運行日だったのですが、貴重なバスに乗ってみようとバスマニアたちが殺到しました。 京都市左京区の大原。この静かな山里のバス停に21日は朝から列ができていました。 「千葉からです。きのうから来てます」(千葉から来た男性) 「1年に1本しか走らない95系統乗りに来ました」(大阪から来た男性) そう、21日は1年に1度しか運行しない幻の路線をバスが走る日なのです。京都バスの「95系統」と呼ばれる路線は、大原から鞍馬までの約12キロを30分かけて走ります。他の系統と重複する所もありますが、この95系統しか走らない「独自区間」も存在しています。なぜ1年に1本なのか?バスマニアたちはもちろん理由を知っていました。 「『免許維持路線』っていって、国交省に届け出をしているのをちゃんと維持するためのバス」(乗客の男性)
コンビニで売っている食べものが、「高カロリー」一辺倒の時代は過去のものになりつつある。商品棚を見れば、健康志向にシフトした商品が増えてきた。低カロリー、糖質をカットしたものも多い。食べても罪悪感が軽減できることから、「ギルトフリー」食品と呼ばれることもある。いま、こういった商品を支持するのは健康面が気になるミドル、シニア世代だけではない。近年のフィットネスブームを牽引する20代男女も熱い視線を送る。ギルトフリーの潮流に次々と新製品を投入するコンビニ大手3社の取り組みを取材した。(取材・文:吉岡秀子、写真:高橋宗正/Yahoo!ニュース 特集編集部) 「食べたい。でも、太りたくない」――こんな消費者の声はどんどん大きくなっている。そんな声に押され、「糖質ゼロ・オフ」市場の成長が続いてきた。2016年度は前年度比28%増の210億円(TPCマーケティングリサーチ調べ)、推定値として2017年度
*本稿は2019年3月10日に東京堂書店にて開催されたイベント「哲学者と編集者で考える、〈売れる哲学書〉のつくり方」において配布された資料を、著者の了解を得て明らかな誤字等を修正して転載したものです。 「俺の一生をかけて、全精力全財産を費やして、自分の意思どおりに歴史を捻じ曲げようと努力する。又、そうできるだけの地位や権力を得ようとし、それを手に入れたとする。それでも歴史は思うままの枝ぶりになってくれるとは限らないんだ。百年、二百年、あるいは三百年後に、急に歴史は、俺とは全く関係なく(﹅ ﹅ ﹅ ﹅ ﹅ ﹅ ﹅ ﹅ ﹅)、正に俺の夢、理想、意思どおりの姿をとるかもしれない。正に百年前、二百年前、俺が夢みたとおりの形をとるかもしれない。俺の目が美しいと思うかぎりの美しさで、微笑んで、冷然と俺を見下ろし、俺の意思を嘲るかのように。それが歴史というものだ、と人は言うだろう」 「潮時だというだけの
春日市の中学校に勤める図書館司書の運用を巡り、議論が起きている。市教育委員会は2020年度から現行の嘱託職員配置を見直し、民間業者への委託に切り替えた上で、核となる役職を置くなどして図書の活用を図るという。一方、現在の司書は勤務時間の増加が先決と反発しており、識者も「委託になれば、学校図書館長の校長が指示や指導をできずに混乱する」と懸念を示している。 市教委によると、春日市には6中学校があり、現在は嘱託職員が1人ずつ配置されている。勤務は週3日間でそれぞれ5時間だ。 全国的に年齢が低いほど本を読むという傾向があるが、春日市の昨年の1カ月読書冊数は、小学生の平均32・0冊に対し、中学生は同4・3冊。学校図書館や図書の授業への活用も小学校の73・6%と比べ、中学校は24・2%と低かったという。 こうした現状を民間活力の導入により改善しようと、市教委は図書館運営のノウハウを持つ業者に6中学校の業
福岡県春日市の中学校に勤める図書館司書の運用を巡り、議論が起きている。市教育委員会は2020年度から現行の嘱託職員配置を見直し、民間業者への委託に切り替えた上で、核となる役職を置くなどして図書の活用を図るという。一方、現在の司書は勤務時間の増加が先決と反発しており、識者も「委託になれば、学校図書館長の校長が指示や指導をできずに混乱する」と懸念を示している。 【グラフ】全国の公立図書館の正規、非正規職員数の推移 市教委によると、春日市には6中学校があり、現在は嘱託職員が1人ずつ配置されている。勤務は週3日間でそれぞれ5時間だ。 全国的に年齢が低いほど本を読むという傾向があるが、春日市の昨年の1カ月読書冊数は、小学生の平均32・0冊に対し、中学生は同4・3冊。学校図書館や図書の授業への活用も小学校の73・6%と比べ、中学校は24・2%と低かったという。 こうした現状を民間活力の導入により改善し
3Dプリンターが家にあると生活は大きく変わります。ものの考え方も変わります。ちょっとした不便があると、『これを解決する物をデザインして出力しよう』となります。 私はスマホのアプリ開発者で、自分で使うアプリの多くは自分で作って使っています。それが生活すべてに広がった感じです。便利&楽しい。 今回は、3Dプリンターを買ってCADを学んで立体を思うさま作る方法を解説します。立体は誰でも作れますよ。だいたい1週間くらいいじってれば思った形のものを作れるようになります。 2018年の5月に、CADも3Dプリンターもまったく分からない状態から始めて3日程度で大体理解できました。だれでもそれくらいで習得できると思います。 今のCADは本当に驚くくらい簡単に使えます。小学生でも使えるレベルです。『難しそう』なんて言ってないで触ってみればいい。 決して難しいものではありません。『やるかやらないか』だけです。
日本でQRコードを使ったキャッシュレス決済サービスが次々に登場しています。CMで見かけるPayPayほか、メルペイ、楽天ペイ、LINE Pay、Origami Pay、ヨドペイ、ファミペイ、d払い、pring、Amazon Pay、au Pay、ゆうちょPay、セブンペイ、はまペイ、YOKA!Pay、EPOS Pay、PAY ID、ピクシブペイ……随分できたものです。 店によって使える決済サービスも違う中で、複数のサービスを使いこなせている人はいるのでしょうか。日本のスマホ決済アプリの登場は、選択の幅を広げたこともあり肯定的に捉えられます。一方でこれだけたくさんアプリを入れれば、安価で非力なスマホはそれだけで動作が遅くなりそうです。 中国に行ったことないからイメージで語る
漁業界に革命を起こしたい-。北海道に揚がるイワシの3分の1を買い付け、厳選した魚を生食用の「大トロいわし」として展開するのが、北海道広尾町にある池下産業(池下藤一郎社長)。本業は養殖魚の餌に使うフィッシュミール(魚を乾燥し粉状にしたもの)などを作る「餌屋」さん。昨今の水産資源の減少や魚の高騰と厳しい状況下、本業の強みを生かし、3年前に水産加工業に新規参入した。十勝港をベースに仕入れ、「良いものしか使わない、それが強み」と話す池下社長。数千尾に1尾という大型の脂のりの良いイワシを使った「RevoFish」として、「業界人を驚かす」、生食用の冷凍イワシを展開する。 新規参入の背景には、長年苦しんだ餌屋としての原料不足があった。先々代が水産加工業を営んでいた時代には、同業他社の工場にも小さなフィッシュミールプラントがあり、1日100キロほどを製造していたという。時代の変遷とともに工場が減少。同社
3月13日、AKB48選抜総選挙が今年は実施されないことが発表された。運営側はその理由を明確にしていないが、NGT48メンバーの暴行被害事件がそこに影を落としていると見られる。この件については、22日に第三者委員会による調査結果が発表される予定だが、途中に元AKB48総支配人による不用意なツイートもあり、運営サイドへの不信感が高まる状況となっている。 図1(筆者作成)。 だが今回の中止決定以前から、AKB48グループの人気が低落傾向にあることは指摘されてきた。たとえば、フジテレビは2012年(第4回)からAKB48総選挙を毎年生中継してきたが、近年は視聴率の下落傾向が続いている。2013年(第5回)には視聴率が20.3%になるほど注目を集めたが、一昨年は13.2%、昨年は11.0%となった(図1)。 いまなぜその人気は低落しつつあるのだろうか。それを探ると、AKB48グループがふたつの点で
SRAM RED eTAP AXS Unveil Vol.4 RED eTAP AXSはいかにして生まれ、形となったか 開発のキーマンにインタビュー スラムが放つRED eTAP AXSの特集記事最終回は、プレゼンテーション会場で開発者に聞いたインタビューを紹介。ロードコンポーネントの常識を打ち破るX-RANGEはいかにして生まれたのか、そしてメリットとは?プロダクトリーダーだからこそ話せる、開発ストーリーを聞いた。 開発のキーマンに聞く、SRAM RED eTAP AXSのことメディアプレゼンテーションに参加した我々メディア一同を迎えてくれたのは、多数集結したスラムのロード・MTBカテゴリーの開発主要メンバーたち。筆者はロードプロダクトマネージャーのJP・マッカーシー氏と、チーフシステムエンジニアのアンソニー・メデリア氏に話を聞くことができた。RED eTAP AXSについて聞いた、その
平成不況のあおりを受けた「就職氷河期世代」の苦境が世代問題として顕在化してきた。40歳前後という働き盛りにもかかわらず、男性社員のうち非正規は10%近くを占め、給与額は前後の世代に比べて低い傾向にある。このまま年を重ねれば社会保障制度を圧迫しかねないリスクにもなり、行政に一層の対策を求める声が上がり始めた。氷河期世代の苦境を改善する手だてはあるのか。 就職氷河期世代:バブル経済崩壊後の超就職難だった93―05年頃に学校を卒業した世代を指す。正社員の就職先が少なく、非正規雇用などで職を転々とする人が多く出た。「ロスト・ジェネレーション(ロスジェネ)」とも呼ばれる。70年代前半に生まれた「団塊ジュニア」を含むため、総人口の約2割を占めている。 深刻な世代問題 「社会がつくった就職氷河期世代に処方箋を出していくことは大事ではないか」―。2018年6月の総務省会議室。高齢者人口がピークを迎える20
就職意欲を持つ無業者や長期失業者が今も30万人以上いる「就職氷河期世代」の苦境の要因として、景気の波によって募集数が変動する「新卒一括採用」のデメリットが指摘される。若年者のキャリア形成などを研究する労働政策研究・研修機構の小杉礼子研究顧問に、新卒一括採用の功罪や今後の採用のあり方、氷河期世代の苦境の救済策などを聞いた。 ジョブ型雇用の一部導入で柔軟に ―就職氷河期世代を生んだ要因として、新卒一括採用のデメリットが指摘されます。採用市場における新卒一括採用の功罪についてどう見ていますか。 学校を卒業したまさにその時期だけを特別視する採用方法によって、1980年前後生まれの世代が割りを食ったのは間違いない。大量採用できる新卒一括採用は60年代に景気が急拡大し、労働力を定着させることが重要になった中で企業に根付いてきた。同期同士で長い競争期間があり、モチベーションが高めやすいといった要素もあっ
筆者は複数のコード決済サービスを使っており、ドコモが提供している「d払い」もその1つ。ある日d払いアプリを起動したら、突如ログアウトしてしまい、再度ログインしようとしてもエラー画面が出てしまい、いっこうにログインできない。アプリの再起動、Wi-Fi接続をオフにしてspモードでの接続を試みたがダメ。 なぜこのような状況に陥ったのか? まず突如ログアウトする挙動についてNTTドコモ広報部に確認したところ、「最初のログインから90日以上がたつと、再度認証が必要」とのことだった。また「それ以外の場合でも、セキュリティの都合上、同様の事象(ログアウト)は起こりうる」とのこと。 続いてログインできない理由について。ログインに失敗すると、いくつかエラーコードが出る。筆者の画面に表示されたのは「FES1003」だが、これが関係しているのだろう。ドコモによると、d払いでは2019年1月22日から、d払いアプ
いわきFCの育成革命(前編)。同い年なのに6歳差? 子どもたちの「生物学的年齢」とは【いわきFCの果てなき夢】 異彩を放つトレーニングで注目を集めるいわきFCは今季、東北社会人サッカーリーグ1部に昇格した。着々と成長を遂げるトップチームだが、育成組織も新たな取り組みにトライしている。キーマンはジュニア年代のトレーニングにおける第一人者である、小俣よしのぶ氏。いわきスポーツクラブ(いわきFC)のアドバイザーを務める同氏は、いわきFCに何をもたらすのか。2回に分けてお届けする。(取材・文:藤江直人)
政府は、行政サービスの電子化を進めるデジタル手続き法案を閣議決定し、国会に提出した。役所で申請する公的な手続きを順次、インターネット上でできるようにすることで、国民の利便性が増すと強調する。しかし、サービス利用に必要なマイナンバーカードの普及率はまだ12・8%。二〇二〇年から始まるカードの電子機能の更新が進まない場合、制度が行き詰まる可能性すらある。 (妹尾聡太) 政府は近年、国税電子申告や子育て関連のネット申請など、オンラインでの行政サービスを拡大している。法案が成立すれば、一九年度中に、住民票の移転手続きと電気やガス、水道の契約変更をまとめてネット上で行えるようにする。 手続きの多くはマイナンバーカードが必要。ただカードの取得は任意で、発行枚数は現在、約千六百四十万枚と伸び悩んでいる。昨年秋の内閣府の世論調査では、53・0%が「カードを取得する予定がない」と回答。うち26・9%が取得し
編集安藤さんから「中古スマホ(iPhone)を5台プレゼントする企画なんですけど、なんかいい感じの箱で送りたいんですよね。なんとかしてくれませんか」というふわっふわなオファーが来た。 「いい感じの箱ってなんですか」と聞くと、安藤さんは「宝箱とか」という。いや、あまり妙な箱を送りつけたら、もらう側も不安にならないか。 じゃあ逆に「もらう側に一切の不安が無い箱」ってなんだと考えて、ふと思いついたのが、実家から送られてくる食べ物の詰まった箱だ。 あの“実家箱”を再現してスマホを送れば、みんな安心して受け取ってくれるんじゃないか。 ※編集部注 この記事はNTTレゾナントの運営する「goo Simseller」の広告企画です。というわけで本当にiPhoneを5台プレゼントします。応募方法は本文中に。 1973年京都生まれ。色物文具愛好家、文具ライター。小学生の頃、勉強も運動も見た目も普通の人間がクラ
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