弱者男性論に関する記事を読んだ www.ben54.jp 男性は差別されているのではなく排除されていると書かれていて、どうなのかと思ってしまった。確かに男性と女性では抱えている問題が違い、位相が異なる問題を同じ言葉で表すとそれぞれが抱える問題にたいする焦点がぼけてしまうのはその通りだと思うのだけれど、なんというかこういう「細部の違いを理解しよう」という態度が通用しなくなっていることが弱者男性論の根っこにあるのではないだろうか。 すこし前にメリトクラシー(能力主義)が話題になった時にも思ったけれど、能力が社会的地位や経済力と結び付きすぎると能力のない人間もとい収入が低い人間は安かろう悪かろうという具合に、人に対する視座が単眼的になることにメリトクラシーの問題があるように思う。 孤独で収入が低い弱者男性であろうとも優しく鷹揚な人物もいる。そんなごく当たり前の判断が通用しなくなり、能力がなく収入