ライトをつけ、本線からサービスエリアに入るバス(奥)。この直後、トラックと衝突した(ガソリンスタンドの防犯カメラの映像から) 富山県小矢部市の北陸道小矢部川SA内で3日未明、バスが停車中のトラック2台と衝突した事故。防犯カメラにはバスがスピードを緩めずに衝突した映像が残されていた。 バスの右側最後列に乗っていた金沢市玉川町の自営業の女性(66)は衝突直前、「ガタン」という揺れを3度感じた。「雪に乗り上げたのかな」と思い、シートベルトを外して窓の外を見ようとした瞬間、「ドーン」と大きな音と衝撃を感じた。女性は右脇腹や左ほおを強く打ち、車内は「血が出ている、誰かタオル持ってきて」などの叫び声が響いた。 2か月に1度、仙台市に住む娘に会うため、高速バスを利用している。乗車中に危険を感じたことはなく、この日も特に異常はなかったという。「関越道で大きな事故があったが、運転手が2人体制の信頼できるバス
