「住友商事」がタイで計画されている鉄道の建設事業を受注することで大筋で合意するなど、日本の大手商社の間では、海外での都市交通ビジネスを拡大しようという動きが一段と加速しています。 受注額は1200億円程度になる見通しで、バンコク中心部から北と西に延びる2つの路線、合わせて41キロの鉄道システムの設計から建設までを担い、およそ130両に上る車両のすべてを納入します。 タイでは交通渋滞が慢性的に発生し、生活や経済活動の妨げになっていて、渋滞の緩和を目指す今回のプロジェクトを後押ししようと日本政府も円借款の供与を決めています。 日本の大手商社では、三井物産が、オリンピックが開催されるブラジルで、来年、路面電車の運営に乗り出すほか、5年後には地下鉄の運営にも乗り出す方針です。 さらに、三菱商事は、ことし2月、中東のカタールで世界最大規模の地下鉄システムの建設を受注するなど、新興国を中心に都市交通ビ