「父さん。私は中国ではなく、カンボジアにいます」と、涙を流しながら若者が語っている。声はとぎれ、鼻から血が流れている。「お願いだから、お金を送ってください」被害者の両親に送られた身代金を要求するネット動画は、カンボジアで人身売買被害者を救援する活動をしているリー氏(仮名)が見せてくれた中の一つだ。こうした動画は、中国からベトナム経由でカンボジアやミャンマーへの密入国を行っている、多国籍犯罪の存

上場企業の財務諸表にお墨付きを与える監査で、中小監査法人のシェアが上昇している。足元でシェアは2割を超えたもようで、EY新日本監査法人など大手4法人の寡占が崩れつつある。交代は2021年6月までの1年間で207件と前年同期から5割増え、比較可能な15年以降で最多となった。監査報酬引き上げを進める大手から中小へのくら替えが目立つ。会計監査人の交代は株主総会での決議が必要で、3月期決算企業は6月に
東南アジアでネット通販最大手のシンガポールのシーが中南米市場で攻勢をかけている。ブラジルなどで低価格セールや自社ゲームが人気で、急速に浸透している。多額の広告費用をかけてシェア拡大を優先しており、9日には増資などで約62億ドル(約6800億円)を調達すると発表した。ネット通販で圧倒的なシェアを持つ企業がまだ不在の中南米を、第2の主力市場とする狙いだ。6800億円を調達「アディダスのスニーカーが
アフガニスタンのイスラム主義組織タリバンが首都カブールを制圧した8月15日。内戦が続くシリアのイドリブでは過激派の戦闘員が空に向けてライフルを乱射し、一部市民が車のクラクションを鳴らしてタリバンの勝利を祝った。パレスチナやソマリア、リビア、イエメンなどの過激派やその支持者らの高揚感が広がっている。イエメンの「アラビア半島のアルカイダ」(AQAP)はタリバンの復権を歓迎し「民主主義ゲームは当てに
【マニラ=志賀優一】2022年5月にフィリピンで実施される大統領選で、ドゥテルテ大統領と最有力候補の長女サラ氏の「不和」が取り沙汰されている。ドゥテルテ氏がサラ氏ではなく側近のゴー上院議員を後継指名しているためだ。サラ氏の動向次第では、ドゥテルテ氏の退任後の権力維持のシナリオが変わる可能性がある。与党PDPラバンは8日に会合を開き、22年の選挙戦候補者リストを公表した。今後変更する可能性はある
SBIホールディングスはTOB(株式公開買い付け)をかける新生銀行に経営陣の刷新を求める。臨時株主総会の招集を要請し、元金融庁長官の五味広文氏を会長候補に、傘下のSBIインベストメントの川島克哉社長(SBIHDの最高執行責任者=COO)を社長候補とする方針だ。金融庁は9日、SBIに対して新生銀の主要株主認可を出した。(1面参照)SBIが新生銀にTOBをかけるのは、資本提携する全国の地方銀行を束
ホンダは8日、米ゼネラル・モーターズ(GM)やGM子会社と連携し、自動運転の実証実験を9月中に国内で始めると発表した。結果を基に自動運転向けの高精度な地図を作り、2020年代半ばにもライドシェア(相乗り)事業などを立ち上げる。自動運転を利用した次世代移動サービス「MaaS(マース)」の動きが本格化してきた。9月中に栃木県内のホンダの研究所で、専用車両の走行実験に取り組む。その後、22年に宇都宮
米俳優トム・クルーズ(59)主演の映画「ミッション:インポッシブル」シリーズ第7弾の撮影が、クランクインから19カ月の時を経てようやく終了したことが明らかになった。 昨年2月にイタリアで撮影を開始した同作は、直後に新型コロナウイルスの感染拡大の影響でベネチアがロックダウンされ、その後もスタッフらがコロナに感染するなどして何度も撮影が延期されてきた。コロナ禍で幾度の困難に立ち向かいながらもイタリア、ノルウェー、ポーランド、英国、中東と世界各国で撮影を敢行。まさに史上最もインポッシブルなミッションとなった撮影が完了したことを、スタッフの1人がSNSで報告した。4度の公開延期の末、来年9月に全米公開を予定している。(ロサンゼルス=千歳香奈子)
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