【ワシントン=大内清】戦時下のウクライナ首都キーウ(キエフ)へのバイデン米大統領の電撃訪問は、人々が寝静まっている時間帯に米首都ワシントンを発(た)ち、安全上のリスクが高いキーウまでの道のりを闇夜に乗じてくぐり抜ける隠密行だった。 ◇ 18日の土曜日、バイデン氏はジル夫人とともにワシントン市内のレストランで夕食を楽しんでいた。夫妻は週末をホワイトハウスではなく東部デラウェア州にある自宅や別宅で過ごすことが多く、ワシントンでの外食もまれだ。 事前に報道機関向けに知らされていた予定では、バイデン氏の出発は20日(月曜)午後だった。この日は祝日にあたるため、外遊前の3連休を比較的ゆったりと過ごすものとみられていた。 しかし、夕食から戻って数時間後の19日未明、バイデン氏と数人の側近を乗せた車列はひそかにホワイトハウスを出た。ワシントン郊外のアンドルーズ空軍基地から要人輸送用の中型機が離陸したのは
【ワシントン=坂口幸裕】米中間選挙は9日午後(日本時間10日朝)も各州で開票が続いている。米連邦議会の下院は野党・共和党が4年ぶりに過半数を奪還する勢いを維持する。焦点の上院は接戦が続いており、南部ジョージア州など3州の勝敗が多数派の行方を決する。中間選挙は4年に1度ある大統領選の2年後に実施される。任期2年の下院435議席すべてと、任期6年の上院100議席のうちおよそ3分の1にあたる35議席
アラスカ州の米下院議員補欠選挙で、民主党の元州議会議員メアリー・ペルトラ氏が共和党のサラ・ペイリン元アラスカ州知事に勝利し、アラスカ先住民として初めて連邦下院議員になった。写真は8月16日、アンカレッジで撮影(2022年 ロイター/Kerry Tasker) [31日 ロイター] - アラスカ州の米下院議員補欠選挙で、民主党の元州議会議員メアリー・ペルトラ氏が共和党のサラ・ペイリン元アラスカ州知事に勝利し、アラスカ先住民として初めて連邦下院議員になった。州選挙管理局が31日発表した。
トランプ政権下の米議会で税制改正法案が可決され、10年間で約1兆5000億ドルの大型減税が実施される見通しになった。最高税率の引き下げや遺産税の軽減など、法案は中間層への恩恵に乏しく、富裕層優遇との批判もある。同様に富裕層に手厚い税制とされるブッシュ減税がアメリカ社会に残したものについて、アトランタ近郊で起きている所得の再分配を巡る地域論争を通じて考えてみたい。 ■白人富裕層が「独立」 アトランタ北郊のサンディ・スプリングス市は人口約11万人、白人富裕層が多く暮らす街だ。家計の年間所得の中央値は約6万4000ドルと、全米平均(約5万9000ドル)を大きく上回る。サンディ・スプリングスは2005年、カウンティー(郡)から独立して市になった。高額な固定資産税を支払っているのに、税金の多くは南部に住む貧困層のために使われ、自分たちのために使われていないとして、不満を募らせた住民が独立運動を起こし
「まさか」、「ありえない」。 世界の虚を衝いたロシアによるウクライナ侵攻。 世界中が見ている中でいともあっさりと一つの主権国家が蹂躙されていく惨劇を見ながら、得体の知れない胸騒ぎと焦燥感のようなものを感じるのは戦いの壮絶さからだけではない。 明日は我が身だからだ。 ウクライナ侵攻の裏側で繰り広げられていた情報戦についてシリーズでお伝えする。 第1回は、侵攻前夜の動きについて詳報する。 「絶対にNOとは言えない会議」、とでも言えばいいのだろうか。 2月21日のロシア国家安全保障会議の議題は、ウクライナ東部にあるロシア系武装組織が支配する地域「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」の独立を承認するかどうか。 世界に向けて配信された会議にはなんとも異様な空気が漂っていた。 一人、ポツンとテーブルに座るプーチン大統領。 そのほかの出席者たちはというと、20mは離れたところに並べられた椅子に
アメリカでは一日に報告される新型コロナウイルスの感染者が一時、100万人を超えこれまでで最も深刻な水準となっています。 感染が急速に拡大する中、学校での対面授業を取りやめる地域が出ているほか、公共交通機関で職員の感染が相次いで遅延や運休が慢性化するなど、生活にも影響が出ています。 ジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、アメリカで一日に報告される感染者の数は今月3日、およそ117万人に達しました。 年末年始の分がまとめて報告された影響もあると見られますが、その後も一日の感染者数が60万人を超える日が続いていて、1週間平均は7日時点で77万人余りに達し、これまでで最も多かった去年1月の水準を超えています。 特に、東部のニューヨーク州やニュージャージー州、それに南部のフロリダ州などで感染の拡大が深刻で、これらの州ではウイルス検査で陽性になった人の割合が25%以上となっています。 こうした
米疾病対策センター(CDC)の集計によると、27日に報告された米国内の新型コロナウイルスの新規感染者数が過去最悪の44万人超となった。新変異株「オミクロン株」の拡大とクリスマスの連休が重なり、前週の同じ月曜日から1・5倍に急増した。 【コロナ飲み薬のメカニズム】 米政府は社会・経済活動の制限強化には消極的だが、感染者はさらに増えると予測されており、病床の逼迫(ひっぱく)や公共サービスの人員不足などへの懸念が増している。 CDCによると、27日の新規感染者数は44万1278人で、前日の倍以上となった。21~27日の直近1週間の1日平均でも約24万人に達した。 一方、27日の死者数は1627人だった。入院者や死者も11月以降は増加傾向にあるが、今年1月やデルタ株が流行した8~9月よりは低い水準だ。 CDCによると、今月19~25日の推計では感染者の58・6%がオミクロン株、41・1%がデルタ株
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く