サイバーセキュリティ研究における倫理的な研究プロセスについて ICTの進展にともない、誰も踏み入れたことがない、前例が十分にない倫理的領域を取り扱う機会が出てきました。これに伴い、ステークホルダ(利害関係者)の明確化、インパクトの見積もり、リスクの最小化努力、Responsible disclosure(研究成果の社会的な影響を考慮して、事前に必要な手続きを踏んだ後、研究成果を開示すること)を実施し、自身の研究を研究倫理的観点から実践して論じることの必要性が高まってきています。 サイバーセキュリティ研究における研究倫理とは、自身の研究を研究倫理的観点から実践して論じることであり、そのために必要となる適切な手続きを倫理的な研究プロセスと呼んでいます。MWS組織委員会では、『日本学術振興会(JSPS) サイバーセキュリティ 第192委員会 サイバーセキュリティの研究倫理を考えるWG』の支援(2