本記事はSimpleForm Advent Calendar 2024の19日目の記事です。 今回は、シンプルフォーム株式会社が提供する「SimpleCheck」および「SimpleMonitor」において、Ruby on Railsのバージョンを 6.1.7.9 から 7.0.8.1 へアップデートした際の進め方をご紹介します。 Railsバージョンアップ時に感じる課題 Railsのバージョンアップはこれまで何度か経験しましたが、特にレビュアー視点から以下のような課題を感じていました。 差分が膨大なPRのレビューが困難 多くのファイルが変更されると、変更点の意図や影響範囲を把握しづらくなります。 設定変更の影響範囲が不明確 前のバージョンからの変更点がどこで、何がどう変わったのかを素早く理解しにくい状況に陥りがちです。 テストが通っているからといって、少しの動作確認で問題なさそうだからと