筆者の子供がゲームを遊ぶようになり、そのうち『Roblox』に興味を持つようになっていた。 『Roblox』は月間アクティブユーザー数が3億8000万人を超える超人気のオンラインプラットフォーム。ユーザーがゲームを作成、共有し、また、他ユーザーが作成したゲームをプレイできるシステムだ。日本でも徐々に知名度が上がっており、メタバース(仮想空間)としてよく知られているだろう。

この文章に情報はほぼなく、他人が読んで面白いものでもないのだが、糸柳という知り合いがいた。彼は精神的な問題を抱えていた。高校を中退しラーメン屋(とんこつ?)で働きながらプログラマになった。 糸柳が清潔な布団に包まれて、静かな部屋で寝ているところを私は見たことがない。糸柳は爪切りを駆使して爪を切ることができるくらいには、まともな人間だ。しかし彼の周囲の人間の中には、爪切りを知らないんじゃないかと人に思わせるような、程度の低い人間もいた。程度の低い人間というものはうるさい。だから糸柳は常時うるさい場所にいて、ジャリまみれの床で仮眠を取るといった生活を送っていた……というのが私の糸柳像である。 2021年の夏の夜に自宅で酒を飲んでると、糸柳から今から会わないかと連絡があった。 ここ数年、私は他人と会話するコンテンツを持っていない。生活する以外の時間のほとんど全部を、国立国会図書館デジタルコレクシ
2021年11月末にピクシブを退職します。 先日、なかなか読み応えがある退職エントリーが上がっていました。ものすごい熱量が感じられたし、それに自身のネガティブな過去なんかも隠すことなく堂々と語っていて、自信に満ち溢れたいい記事だと思いました。 note.com 僕自身も、過去の失敗談を交えつつ、それを10の教訓という形で内省し、ピクシブで行ってきた6年4ヶ月の活動を締めてみたいと思います。最近マネージャーになって苦しんでいる人とか、自分のボスが何を考えているのかわからないという人の、ちょっとしたコンテンツになれば良いかなと思います。 1. 入社直後が一番、会社を客観視できる 前職はNTTコムウェアというSIerでした。インターネットが大好きだった僕は、30歳を目前にして気持ちが抑えられず、ネット業界への転職活動を開始。そして2015年8月に、ピクシブ株式会社へと入社します。 2015年、H
※この記事は、創作でつながるクリエイターズマーケット『BOOTH』提供記事です。 「アバターを買う場所と言えば『BOOTH』でしょ!」と、日本人『VRChat』ユーザーであればよく聞くかと思いますが、国境を超えてアメリカやヨーロッパでは同じ話は通用しないはず。そして、どんなアバターが好まれるかも、日本人向けのインスタンスにいるとなかなか知る機会も少ないと思います。 実際に、西洋圏のユーザーにはどんなアバターが好まれていて、どこでアバターを買っていて、どんなことを考えているのか。日英翻訳家として活動し、ご自身も『VRChat』で長く活動しているpotatoさんへインタビュー。ライターの浅田カズラが聞き手となって、様々な観点からお話しをうかがってみました。
Copy permalink (strict) WhiteWind will show `Contents changed` badge if contents are edited Q. BlueskyはなぜActivityPubを採用しなかったのか A. 一言で言うなら時代がそれを許さなかった Twitterのメタクソ化と分散型SNS Elon Musk氏によるTwitter(現X)の買収後、サードパーティーアプリの排除やインプレゾンビの発生など、さまざまな改悪が行なわれました。このような巨大プラットフォームの品質低下は「メタクソ化」と呼ばれます。 メタクソ化とは、元々有益だったサービスが時間の経過とともに利益追求を優先し、ユーザーにとって不便で使いにくくなる現象を指します。ユーザーはそのプラットフォームで築き上げた関係性(ソーシャルグラフ)を人質に取られているため、改悪が行なわれても
Googleからウェブサイトへのトラフィックがゼロになる日 2024.06.10 Updated by yomoyomo on June 10, 2024, 16:28 pm JST 今年のはじめにこの連載で、今こそインターネットは変化の機が熟しており、ヒューマンスケールのインターネットが再興すべきときだと訴える文章を書きました。たまたま、その続きといえる文章を最近いくつか読んだので、今回はまずはそれを紹介したいと思います。 Web3の代表的な批判者として知られるソフトウエア・エンジニアのモリー・ホワイトは、「我々は違ったウェブを手にできる」で、ウェブの「古き良き時代」に憧れる人は多いが、我々はそれを取り戻せるし、それどころかウェブをもっと素晴らしいものにできると説きます。 ホワイト自身も、ウェブをずっと愛してきた者として、現状は少し絶望的な気分にならずにはいられないと認めます。 検索エン
恐怖Flash「ひまわりのダンス」作者が、2ちゃんねるで“狂人”を演じていた理由。【フォーカス】 2025年1月9日 元Flashクリエイター 朝倉 靖文 元Flashアニメーション作者。2000年代のFlash黄金期、2ちゃんねる(現5ちゃんねる)「FLASH・動画」掲示板で「肛門の臭い」名義で活動。「電波」的な強烈な言動や、手がけたFlash作品が2ちゃんねらーやFlash愛好家に好評となり、ファンサイトが複数誕生するようなカルト的人気を博した。 「ひまわりのダンス」という、「Adobe Flash」規格のアニメーション作品をご存知ですか。奇妙なオブジェがビルの屋上でくねくねと動いた後、化け物の顔が画面いっぱいに広がる「ビックリ」系のFlash作品です。肝試し感覚でビックリ系Flashを漁ったり、あるいは純粋に「おもしろ」Flashを期待して視聴したりしていた当時のネットユーザーに恐怖
国内最大規模のゲーム業界カンファレンス「CEDEC2023」が、2023年8月23日(水)から8月25日(金)までの日程で開催されました。1日目となる8月23日には、ゲームフリークのCGテクノロジーラボディレクター 前澤圭一氏が登壇し、「『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』 パルデア地方を描き出す――見た目の仕組みを徹底解説!」と題した講演が行われました。 冒険の舞台とそこで躍動するキャラクターたちを表現するために、どのような描画技術を用いたのかが解説された本講演をレポートします。 TEXT / rita EDIT / 酒井理恵 登壇したのはゲームフリーク CGテクノロジーラボディレクターの前澤圭一氏。これまで『Pokémon LEGENDS アルセウス(以下、アルセウス)』、『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット(以下、ポケモンSV)』のリードグラフィックスプログ
誰かから方針を共有された時、なんだか納得できなくてモヤッとすることがある。そういう時に共有した側もされた側も不幸にならないためのお作法的な動き方があると思っていて、雑にまとめておきたい。 1. 初手でファイティングポーズを取らない 納得できないこと ≒ 背景がわからないことに対する不快感はすごくて、つい"強い"言葉を使ってしまいがち 相手も人間なので、そういった態度や口調は鏡のように反射してくる。そうすると物事を前に進めにくくなってしまう 一見して不合理な方針だと感じたとしても、その裏にはそれなりに込み入った背景がありタフな議論が積み重ねられていることも多い まずは深呼吸して初手でファイティングポーズを取りそうになるのを抑えて、「取りまとめありがとう」って感じで相手へのリスペクトを示すとよい 2. 何に納得できないか深掘りする 納得できない時、意外と自分でも何が問題なのかはっきりとわかって
先鋭化する大富豪の白人男性たち、警告する女性たち 2023.09.11 Updated by yomoyomo on September 11, 2023, 21:53 pm JST 「テックブロ(tech bro)」という言葉があります。IT業界で働く男性を指しますが、ケンブリッジ英英辞典によると、社交性に欠けるのに自身の能力を過信する米国の若い男性という含意もあるようです。 最近、この言葉が出てくる文章で気になったものがあるので、それらの紹介から始めたいと思います。 一つはダナ・ボイドの「メタバースは未だシカトさせていただきます」です。これはメタバースがテーマの新刊を送ってきた友人に対し、メタバースには一貫して興味がないと宣言する文章なのですが、彼女の拒否反応には理由があります。彼女は初期のバーチャルリアリティー(VR)の体験者であり、2014年にはVR体験の性差にフォーカスした「Oc
ターゲティング広告の技術が世に降臨した後に、(恐らく)多くの広告主がWebサイトの訪問者を永遠と追従するようなリターゲティング広告を乱発し、フィーバーを起こしたことを発端に、どのWebサイトでも同じ広告を見る、つきまとわれているようで気持ち悪い、プライバシーの侵害であるという潮流になった。(おまいうなのは分かっている) ターゲティング広告を実現するために使われていた3rd-Party Cookieはサイト超えトラッキングを実現することから、これらを利用できないようにすることでプライバシーの保護を進めるという流れに。 結果、ITPの登場や主要ブラウザが3rd-Party Cookieのサポートを終了し、3rd-Party Cookieを活用したサイト超えトラッキングができなくなる(=ターゲティング広告が配信できない)というところまで来た。 ターゲティング広告が表示されにくくなる。たぶんそれ自
世界最大のVRイベント「バーチャルマ―ケット」を主催しているVR法人HIKKYは、世界中から100万人を超える来場者に向け、常に新しいコンテンツを生み出すべく奮闘しています。 今年も2021年8月14日~2021年8月28日にかけて「バーチャルマーケット6」の開催を控え、制作の真っ只中。そんなHIKKYを大きく支えているのが「開発メンバー」です。 彼らは人生の中でどのようなきっかけで、開発という道に歩みを進めたのか。 いかにして、VRと出逢ったのか。HIKKYでの開発を通して、どんな未来を想い描いているのか。日々の努力や苦悩にスポットをあて、お話を伺いました。 ●妹尾雄大さん(活動名:妹尾雄大) 【チーフエンジニア】 大阪在住 【趣味・特技】プログラミング、読書、神社参拝、ドール ●加藤勝己さん(活動名:車軸制作所) 【配置ツール”VioRama”開発/Unity C#エンジニア】 福岡在
Deleted articles cannot be recovered. Draft of this article would be also deleted. Are you sure you want to delete this article? はじめに こんにちは。 株式会社デジサク の多森です。 今回の記事では、要件定義・プロジェクト企画を推進するためのネゴシエーション術について扱っていきます。 ITプロジェクトを推進していて、こんなことを感じた経験はないでしょうか? 「バラバラな意見・要望を収集できない」 「発言力がある人の影響に負けてしまう」 「いつまでも追加要望が止まらない」 関係者の意見を尊重しつつも優先順位を明確にして、全員で同じ目的に向かってプロジェクト推進するバランス感覚が欲しいと常々感じます。 こんな悩みを解決するために、、 「センスに頼らない!要件定義・プ
Mission statement 「最新メディアにとって最適な ストーリーテリングを探求する」 「ラボ」と名のつくこの会社には、アイデアや技術、 企画を持った者たちが気軽に集い、 最新のテクノロジーを最大限生かした コンテンツ(ストーリテリング)とは何か? を探求し、 それを形にして世界に向けて 発信していきたいと考えています。 会社概要 会社名:株式会社講談社VRラボ 代表取締役:石丸健二 事業内容 バーチャルリアリティコンテンツ、映像、ゲーム、 音声、音楽等の デジタルコンテンツの企画、制作、 製造、卸、貸与、販売、版権事業及び輸出入、 キャラクター商品の企画、開発及び著作権、 意匠権、商標権の管理、使用許諾、 譲渡並びにこれらの仲介及び代理業ほか 設立:平成29年10月 所在地:〒104-0045 東京都中央区築地2-4-10 SAテンハウス5階 Access map
「年間1000万円をお渡ししますから、好きなゲームを創りませんか?」 この魅力的なキャッチコピーは、『群像』や『週刊少年マガジン』で知られる講談社が立ち上げたプロジェクト「講談社ゲームクリエイターズラボ」によるものだ。しかも、その開発支援金に加えて、「成果物の権利は開発者へ帰属する」という太っ腹な仕組みとなっている。 インディーゲームクリエイター、もしくはゲームのアイディアはあるのにと悩む人にとっては、この言葉はまさに夢のような話。その情報はが瞬く間に拡散され、SNSでも話題をよく見かけるようになった。 講談社が年間で最⼤1000万円を支給するインディーゲーム開発者の支援プロジェクトを立ち上げ。9月15日より第1弾のメンバー募集を開始 しかし、疑問に思うことが多くあるはずだ。なぜ大手出版社である講談社がゲームを、しかもインディーゲームを支援するのか。漫画や小説などゲーム業界外の人々が、どの
動的な音楽演出「インタラクティブミュージック」オタクのgeekdrumsと申します。オタク視点から見たディズニーランドの音楽演出、とくにエレクトリカルパレードで感動したので語彙力が尽きるまで解説しようと思います。 こちらの記事が含まれる、インタラクティブミュージックの連載はこちら。 どの記事も単体でお読みいただけます。 ゲームでは「フィールドで音楽が鳴ってる」って当たり前すぎるんですが、現実世界でそのような体験ってなかなか無いですよね。自分がゲームのそういった演出の話をすると、よく「ディズニーランドの音響もすごい」という話を聞くので、前から気になってました。 ただ、行った人に「エレクトリカルパレードの音楽演出ってどうなってるんですか?」と聞いても、あんまり具体的に答えてくれる人はいなくて、皆さん「なんかちゃんと合ってますよ」みたいな曖昧な回答しか得られず、まぁ「ゲームみたいに動的に変化する
新聞・テレビなど既存メディアの苦境が伝えられて久しい。コロナによって、その厳しい状況には拍車がかかっている。 そんな中、オンライン経済メディアとしての存在感を拡大させ、マネタイズにも成功したと言われるNewsPicks。編集長としてオリジナルコンテンツをつくり、その後は動画メディアの責任者として成長を牽引した佐々木紀彦氏が、2020年12月末に退社した。 NewsPicks取締役とNewsPicks StudiosのCEOを退任した理由は何か? 成功の要因は? さらにメディアのデジタル化の最前線で感じたこの国のメディアの現状はどう見えるのか?やはり2020年12月末にBusiness Insider Japan統括編集長を退任した浜田敬子が聞いた。 —— 退任は突然で驚きました。辞めることはいつから考えていたんですか? 9、10月くらいです。梅田(優祐)さんが(NewsPicksを運営する
HTML5 Conference 2018 https://events.html5j.org/conference/2018/11/ で発表したPWAに関するスライドです。 [日経電子版 サイト高速化とPWA対応] https://speakerdeck.com/sisidovski/nikk…
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