はてなの広告事業戦略担当を務める川崎裕一氏は、「はてなのブログビジネス戦略」と題した講演で、はてなのサービス紹介や収益向上に向けた今後の取り組みなどを紹介した。 ■ 有料サービスによって荒れにくい良好なコミュニティを構築 川崎氏は初めにはてなの会社概要を説明。2001年7月に京都にて人力検索サイト「はてな」を立ち上げたはてなは、現在は事業所を東京都渋谷区に移転し、社員7名で運営している。川崎氏は「7人のうち開発が4人で、新機能が1日に2つは提供されてプレスリリースが間に合わないほど開発先行の会社」と語った。 はてなとしての最初のサービスである人力検索サイトは、知りたいホームページのURLを達人が教えてくれる、というコンセプトのサービス。川崎氏は「例えば“チャンネルもわからないけれど昨日見た深夜番組の名前を調べたい”という時、これを検索エンジンで調べるのは難しい。ならば達人に聞いてしまおう」