・金正恩の空威張りは追い詰められた独裁者の悲壮感の裏返し。 ・金正恩の誤算による朝鮮戦争の再勃発が最大の懸念。 ・北朝鮮軍の「士気」次第で第二次朝鮮戦争は凄惨な戦場になりうる。 〇 北朝鮮情勢 9月3日昼過ぎ、北朝鮮が第6回目の核実験を「強行」した。広島出張中だったこともあり、これまで以上に強い怒りを覚えた。しかし、核実験の実施自体は驚くに当たらない。先代の金正日時代は2006、09、13、16年とほぼ3年おきの実施だったが、正恩時代では既に3回目。明らかに計画は加速されている。 金正恩は一体何を焦っているのだろう。経済制裁が効いてDPRK(朝鮮民主主義人民共和国)の将来を悲観視するからこそ核開発を急ぐのか。それとも、核弾頭付きICBMの完成が間近となったので、加速させているだけなのか。筆者は正恩の空威張りに、徐々に追い詰められた独裁者の悲壮感の裏返しを見る。 これまで各当事者は合理的な判
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