キャメロン英首相の後任を選ぶ与党・保守党の党首選で、最終候補の一人だったエネルギー担当閣外相のアンドレア・レッドサム氏(53)が11日、突如撤退を発表した。党首選を運営する議員委員会は、もう一人の最終候補だったテリーザ・メイ内相(59)を新党首に選出すると正式に発表した。キャメロン氏は自らが13日に辞任し、メイ氏が同日中に新首相に就任すると述べた。 メイ氏は故マーガレット・サッチャー氏以来、史上2人目の女性首相になる。下院議員による予備投票で6割の支持を集めていた。 レッドサム氏は11日、ロンドンで「強く、幅広い支持を集める首相を速やかに選出することが国益にかなうとの結論に達した。メイ氏を支援する」との声明を読み上げ、党首選から撤退した。レッドサム氏は今月9日付の英タイムズ紙に「母親であることは、国の未来に本当の利害があるということだ」とのインタビュー発言が掲載された後、メイ氏夫妻ら子ども