アメリカの元財務長官で経済学者のラリー・サマーズ氏がBloombergのインタビューで、Fed(連邦準備制度)の金融政策やアメリカ大統領選挙について語っている。 アメリカ経済の減速 アメリカ経済は揺れ動いている。片方では景気減速が心配され、もう片方ではインフレ再燃が心配されている。最新の雇用統計はその両方が懸念されるデータとなっていた。 株式市場の下落再開は当然、株安の原因と8月米雇用統計 サマーズ氏は雇用統計について次のように言っている。 雇用統計はFedにとって青信号でも赤信号でもなかった。経済の弱さを大きく強調する数字ではなかったものの、経済統計の最近のトレンドを心配している人に対して経済が良い状態だとはっきりさせるものでもなかった。 経済の弱さを考えると、9月の利下げが0.25%か0.5%かは1ヶ月前のわたしの予想よりも拮抗するかもしれない。どちらになるかは最終的にはそれほど重要で