大規模と言う名の「黒船」襲来アプリのリリースが続きつつも、それぞれのチームにエンジニアリーダーがつき、何とかチームは回っていた。 とはいえ、この時期はエンジニアからディレクター/プロデューサーに対しての不安が強くあがった時期でもあり、ズレが徐々に表面へ現れようとしていた。 「プロデューサーが数字に弱い、5%と5割を間違えていた」みたいな話から「決めてもらえない、ギリギリまで仕様が決まらない」という話が日常的に散見されていた。 エンジニア側も完璧であったかというと勿論そうではなく、歴史的な経緯からコードがボロボロで潜在的なバグに悩まされてもいたことは明らかな事実として存在していた。 それに加え、単純に忙しさは加速し、やらなければならないことが増え続けていた時、古くからいた人の頭の中には「そもそもソーシャルアプリをやりたいのか?」という考えが芽生えかけていた。 特に昔から中枢となっていたエンジ