ロバストネス原則をマイクロサービスの側面からもう少し丁寧に掘り下げてみます。マイクロサービスの最も一般的な統合方法である、Web APIでの統合を考えます。つまり、Consumerが(通常HTTPの)リクエストを送り、Providerがレスポンスを返すパターンです。リクエスト・レスポンス系では、丁寧に書くと以下のように整理されます。 このうち、前回の記事では、4のConsumerの受信のところのみ言及しました。他の部分はどうでしょうか。 前回特に言及しませんでしたが、ロバストネス原則のもう片方、「送信するものは保守的に(仕様に正しく則って)」というものは、これは当然守られるべきです。上の中では、Consumerのリクエストの送信、Providerのレスポンスの送信は、APIの仕様に則って正しく送信されるべきです。特に、Providerの送信について、APIのレスポンスの型を定めそれをPro