1/はじめにこの夏「あいちトリエンナーレ」の「表現の不自由展・その後」が、「平和の少女像」の展示などで炎上し、電凸や脅迫などを受け、閉鎖に追い込まれるという出来事があった。 この件に関しては、ツイッター上でも、多くの人が「表現の自由」の観点から、あれや、これや、と発言しているのが散見される。 「表現の自由」という言葉も、「民主主義」と並んで、みんなが好んで使う言葉だと思う。しかも、これまた「民主主義」と同様に「表現の自由」についても、みんな、それぞれにそれぞれの「思い」があり、その「思い」をこの言葉に込めてこれを使い「表現の自由に対する侵害だ」とか「表現の自由にはそのような自由は含まれない」だとか言っているように感じられる。 「表現の自由」は、そもそも憲法第21条第1項に登場する文言であり、法律用語である。 私は「法律用語を一般の人々が使ってはいけない」なんて全然思わないが、ただ、法律用語