高速道路で事故後に車外ではねられるなど、停車に伴う二次的要因で死亡する事故が相次いでいる。 今月5日には山口県美祢市の中国自動車道で、車外に出たお笑いタレントの「桜塚やっくん」ら男性2人が後続車にはねられて亡くなった。警察はやむを得ず停車した場合、停止表示器材を使用し、安全な場所に移動するよう呼びかけている。 美祢市で事故が起きたのは5日午後4時50分頃。県警高速隊によると、5人が乗ったワゴン車が中央分離帯に衝突して停車。後部座席から降りたマネジャーの男性(55)が携帯電話で110番中に後続車にはねられて、「桜塚やっくん」の芸名で活動していた斎藤恭央(やすお)さん(37)も外に出て別の車にはねられた。現場は下り坂の右カーブで見通しが悪く、雨も降っていた。 警察庁によると、全国で昨年起きた高速道路での死亡事故196件のうち、車外に出た人がはねられたケースは37件、車内にとどまった人が追突され