恐らく僕しか経験していないであろう、かなり不思議な思い出のことを書こうと思う。 数年前、Twitterで大暴れしていたアカウントがあった。そのアカウントは、ジャンルでいうならば「ネトウヨ」だった。本人自身が「ネトウヨの皇帝」と自称していた。皇帝のフォロワー数は10万人を超えていた。結構ちゃんとデカい。それでいて煽動的なデマツイートが多く、かなり悪質なアカウントだった。デマに右も左も保守も革新もない。言葉を選ばず言えばほぼ反社だった。なんで皇帝が反社なんだよ。矛と盾で矛盾、どころの騒ぎじゃない。誰かこれを新しい故事成語にしてくれ。 さて、そんな「ネトウヨの皇帝」は、一介の芸人に過ぎない僕のツイートに、ちょくちょくリプライを送ってきていた。頻度でいうとどれくらいだろう、間が空くときで一ヶ月くらい。頻度の多い時期となると週一くらい。 その内容は……ごくごくお笑いファンが芸人に送るようなリプだった