一般的な意味である、「知らせ」を表す語である「情報」と混同されやすいことなどもあり[注釈 1]、情報科(じょうほうか)、教科「情報」(きょうか・じょうほう)などと呼ぶことも多い。英訳については情報処理学会から「Informatics」を使う提言が出され、文部科学省「平成30年改訂高等学校学習指導要領 教科・科目名 英訳版(仮訳)」[1]において変更された。教科「情報」には、普通教育に関する各教科(普通教科)としてのものと、専門教育に関する各教科(専門教科)としてのものの2つがある。教科「情報」は高度情報化社会に対応した人材を育成するために、情報の収集・分析から発信までを総合的に学ぶ教科であり、単にパソコン操作を教える教科ではない。総合的な学習の時間と同様に、他教科との連携も重要となる、複合的な教科である。 近年は形骸化が指摘され、専門知識を持たない数学の教諭が指導を行ったり[2]、簡単な表