高齢化、採算割れ… 野菜産地 縮小進み危機感 JAあわじ島「安全網拡充を」 野菜供給を支えてきた主産地で生産縮小が進んでいる。全国有数のタマネギ産地、兵庫県の淡路島にあるJAあわじ島では、タマネギの作付面積がここ20年ほどで4割減少した。生産者の減少と高齢化に歯止めがかからないことが要因。近年は相場の低迷が長引き、生産縮小に追い打ちをかけかねない状況で、産地からは農家経営を下支えするセーフティーネット(安全網)の拡充を求める声が上がる。(北坂公紀) 「このままだと産地を維持できなくなる」。JAの森紘一組合長は危機感を募らせる。 同島のタマネギは、瀬戸内海特有の温暖な気候とミネラル豊富な土壌が生み出す甘さを武器にブランドを築いてきた。だが、近年は生産規模が縮小。…… トルコギキョウ 全ゲノムを解読 育種加速に期待 農研機構 農研機構野菜花き研究部門などの研究グループは、主要な切り花であるトル