【モスクワ=松浦祐子】主要20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議にあわせて、麻生太郎財務相は15日、ドイツのショイブレ財務相と会談した。「アベノミクス」への関心の高さから各国の会談要請が殺到し、麻生財務相は米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長ら計約10人と意見を交わした。 ショイブレ独財務相との会談で、麻生氏は、安倍政権の経済政策「アベノミクス」について説明した。G20の前には、ショイブレ氏は「日本の新政権の政策に大きな懸念をもっている」と発言していた。しかし、この日の会談では、為替相場についての話は出ず、アベノミクスが成功するように期待を寄せたという。今後も意見交換していくことで一致した。 今回のG20では、多くの国から会談を申し込まれた。このため、麻生財務相は15日、韓国やトルコ、カナダの財務相のほか、米国のブレイナード財務次官、世界銀行のキム総裁、国際通貨基金