表記のテーマは,子育て施策関係者の大きな関心事でしょう。この点については,都道府県単位のデータによる分析はありますが,県という単位は大きすぎます。それに,都市と農村という基底的な条件の違いがあり,三世代世帯率のような,他の要因の影響が入ってくる恐れがあります。 そこで私は,大都市という基底的特性を同じくする東京都内23区のデータを使って,この問題を検討してみることにします。 まずは,出生率が区ごとにどれほど違うかを明らかにしましょう。出生率とは,2013年中に25~34歳の母親から生まれた新生児数を,同年1月1日時点の25~34歳の女性人口で割った値とします(分子・分母とも日本人)。出産期の女性千人あたり,何人の子が生まれたかです。 たとえば足立区でいうと,分子は3274人,分母は38863人ですから,出生率は84.2‰となります。分子の出所は「東京都人口動態統計」,分母の出所は「東京都住
福島県郡山市の市立小学校の高学年の男子児童が担任の50代男性教諭からいじめを受けていたことが11日、学校や保護者への取材でわかった。教諭はほかの児童がいる前で肌が弱い男子児童が体をかく動作をまねたり、からかうような言葉をかけたりしていた。学校側はいじめを認め、保護者に謝罪の文書を渡した。 学校によると、教諭は昨春から複数回にわたり、男子児童が体をかいたり、質問されて言葉に詰まったりする様子を授業中にまねていた。体をかかないときも「今日はしないのか」と声をかけたという。 これを見た同級生の女子児童がストレスを感じ、今年4月にカウンセリングを受け始めた。女子児童の親が5月22日に、男子児童への行為について学校に抗議すると、教諭はいじめにあたると認めた。今月1日、教諭は「先生は(男子児童を)いじめているか」とクラス全員に尋ね、何人かに答えさせたという。 校長と教諭は2日、「動作をまね、心ない言葉
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