米メキシコ湾(Gulf of Mexico)で油井から原油が流出する様子をとらえた英エネルギー大手BPのライブビデオ(2010年7月3日撮影)。(c)AFP/BP 【7月3日 AFP】メキシコ湾(Gulf of Mexico)の原油流出事故で現在までに流出した原油量は計190万~360万バレルに上り、ついに同種の事故で史上最悪となった。メキシコ湾では3日、台湾企業の巨大タンカーを使って原油をすくい取る作業が始まった。 米ルイジアナ(Louisiana)州から50キロの沖合で英エネルギー大手BPが操業していた石油掘削施設「ディープウォーター・ホライゾン(Deepwater Horizon)」が4月22日に爆発・水没事故を起こして以来、メキシコ湾には日量3万5000~6万バレルの原油が流出し続けている。 原油流出防止システムによりこれまでに約55万7000バレルの原油が回収された。3隻目の回収