老舗事務用品メーカー、キングジムの文庫本サイズの電子メモ帳「ポメラ」の特徴は、「メモをとる」というシンプルな使い方に機能を絞った点にある。より高い機能や付加価値を追い求めるデジタル時代に“逆行”するかのような背景には「自分が欲しいものを作りたい」という開発者らの思いが詰まっている。ノートPC重い! 社内での会議や打ち合わせのとき、キングジム電子文具開発部の立石幸士(たかし)さんは、メモ代わりにノートパソコンを持ち歩いていた。しかし、大きくて重たいうえ、いざというときになかなか起動しない。バッテリー切れに備え、電源アダプターも必要だった。 そんな立石さんの頭の中に一つのアイデアが浮かんだ。パッと開いてすぐに起動し、キーボードでメモが取れれば「理想のメモ帳になる」。メモを取る機能に絞れば小型で軽量なものができるに違いない、と思った。 立石さんの着眼の裏には同社を取り巻く経営環境の変化の波もあっ
文具メーカー・キングジムは3月9日、デジタルメモ「ポメラ」の新モデル「DM5」(画像1)を発売します。今回、一足先にDM5のサンプル機を試すことができましたので、既存モデルのDM10、DM20と比較
Twitterで「こんなアプリ欲しい」とつぶやいたら、数時間後にアプリが配信された――。今やそんなことが現実になってしまうんですね。 2月8日、プログラマーのesmasuiさんがAndroid端末向けアプリ「QR2Tweet」をAndroid Marketで公開しました。同アプリは、QRコードで認識した文字列を、GmailやTwitterクライアントなど任意の機能に受け渡すことができるアプリケーションです。 このアプリは、電子メモツール「ポメラ DM20」を購入した@AkioHoshiさん(ITジャーナリスト、コモンズ・メディア代表の星暁雄氏)の、ふとしたツイートがきっかけとなって生まれました。ポメラの“書いた文章をQRコードとして吐き出し、ケータイなどに取り込める”機能を使ったツイートに挑戦した同氏は、 「QRコード認識結果をコピー&ペーストする一手間が面倒。いきなりツイートできるアプリ
こんにちは、Business Media 誠編集部のヨシオカです。テキストを入力することだけ「しか」できないキングジムの電子文具「ポメラ」。1年ぶりに新型が出たということで、私も発表会に行ってきました。 2008年の秋、私は誠 Biz.ID(当時はITmedia Biz.ID)で「ポメラで書くポメラ日記」という連載記事を書いていました。今回は新型ポメラの発売を記念して、1年ぶりにポメラでポメラの記事を書いてみることに。もちろん、今回は新型ポメラ「DM20」を使います。 初代ポメラ(DM10)からどう変わっているのか? 当時不満に思ったポイントは解消されているのか? それではポメラで書くポメラ日記、再開です。 本体を開けると、目に飛び込んできたのは「押さえない!」と大きく書かれたステッカー。私もやりましたが、最初は開け方が分からない人が多いのでしょうか……(左)。一部のキーはキーバインドを変
「マイコンピュータ」(または「コンピュータ−」)フォルダーから内蔵メモリー(microSD)を開き、データをコピーする 文庫本サイズの本体に折りたたみ式のキーボードを搭載し、どこにでも持ち歩いて手軽に文章を作成できるデジタルメモツール。 電源には乾電池を使用するため、電源アダプターなどを持ち歩く必要もない。 機能はとてもシンプルで、文字を入力することにのみに特化している。そのため、扱えるファイル形式も、拡張子が「.txt」のテキスト文書のみだ。ワードやエクセル文書などを閲覧、作成できるわけではない。 ただし、文字入力のためのツールであるがゆえ、キーボードはとてもよくできている。本体サイズは小110ミリになる。キーピッチ(キーの中心点から隣のキーの中心点までの距離)は17ミリ。ちなみに、一般的なキーボードのキーピッチは15〜20ミリだ。 また、日本語入力ソフトにはジャストシステムの「ATOK
キングジムのデジタルメモツール「ポメラ」に、新機種の「DM20」が加わる。 画面サイズが大きくなり、テキスト編集機能も強化したDM20は、「記者やブロガーなど、文章を書く機会が多いユーザーにも対応できるプレミアムモデル」という位置付けだ。「ポメラに興味はあるけど、新機種が出るまでは様子見だな」と考えていたユーザーにとっては、従来機種との変更点や新機能が気になるところだろう。 ということで誠 Biz.IDでは、Twitterの@bizid宛てに寄せられた新型ポメラに関する質問を、開発担当であるキングジムの立石幸士さん(開発本部電子文具開発部開発課)にぶつけてみた。購入を検討しているユーザーの参考になれば幸いだ。 →帰ってきた「ポメラで書くポメラ日記」はこちら →DM20のメカ設計についてはこちら(@IT MONOist) キーボード関連 キー配置は? キーボードの剛性やキーピッチは変わった?
キングジムは、デジタルメモ「ポメラ」の上位機種「DM20」を発表した。液晶画面を4インチから5インチに大型化し、テキスト編集機能を強化している。12月11日発売予定で、価格は3万4650円。 「DM20」は、従来モデル「DM10」に比べ、記者や編集ライター、ブロガーなどのヘビーユースにも対応できるようにテキスト編集機能が大幅に強化されている。具体的には、1文あたり全角500文字以内の定型文(最大18種類まで)が登録できるほか、指定文字数で改行する「自動改行設定」を搭載。capsキーとctrlキーを入れ替えたり、insキーと前候補キーに別機能を割り付けたりも出来るようになった。ファイル管理も、フォルダを5階層まで作成できるようになり、ファイル名とフォルダ名による検索機能と、名前と日付によるソート機能が新たに実装された。内蔵された約89MBのユーザーエリアには、1ファイルあたり2万8000文字
キングジムは2009年5月12日、テキスト入力専用端末「ポメラ」(DM10)の数量限定版(写真1)と関連アクセサリ3種類を発表した。宮本彰社長は「広告宣伝を一切していないのに予想を上回る人気になった。このような時期にポメラのようなヒット商品を持てたのは大変幸せなこと」と語った(写真2)。 ポメラは「デジタルメモ」をコンセプトに、テキスト入力に特化した端末。携帯性と操作性を両立するために搭載した折りたたみ式キーボード、電源を入れて2秒で起動、単4アルカリ電池で連続20時間使用可能──などの特徴がある。2008年11月の発売直後からヒット商品となり、累計販売台数は初年度目標の3万台を既に突破。目標を10万台に上方修正した。 5月15日から発売する数量限定版はパッションレッド、ターコイズブルー、レーシングシルバーの3色で各2000台を用意。関連アクセサリとして、専用のソフトケースとセミハードケー
ポメラの起動が早いため、筆者の発想入力プロセスにおいて書き漏らしていたことも埋められるようになった。例えば、会話文を思いついた時だ。 本体を開き、左横下のボタンを押して、フルキーボードを開き、拡げて固定して、電源ボタンを押したまま数秒――これで入力準備OK。ここまで時間にして約8秒だ。キングジムの「ポメラ」である。 現在、360グラムのポメラを常時携帯して、アイデアマラソンと執筆に活用している。ポメラの起動が早いため、筆者の発想入力プロセスにおいて書き漏らしていたことも埋められるようになった。 通常、アイデアマラソンではA5の紙のノートを使う。ノートを広げられる環境なら、室内でも、車内でも、機内でも、喫茶店でも、思いついた発想、タイトル、キーワードなどを急ぎ書き留める。これらの書き入れる発想は、キーワード程度の長さのものに限っていた。 だがキーワードを超えて、ちょっとした気の利いた文章や文
会議録も、大学の講義メモも、アイデア帳も、全部デジタルに! ぺんてるの「airpen」シリーズは、専用のペンでノートなどに文字や図形を書くと、それがそのままデジタルデータ化されるという便利ガジェット。赤外線と超音波によってペンの位置を検出し、センサー部の内蔵メモリーに筆跡を記録する仕組みだ。今回新たにラインナップされた「airpen MINI」は、センサー部をぐっとミニサイズ化しているのが最大の特徴となっている。 従来の「airpen ストレージノート」は大きなクリップ型のベースにセンサー部が付いており、ホルダーにレポート用紙をセットするようになっていた。センサー部のみ取り外し、クリップで用紙を挟んで利用することもできたのだが、横幅が20cm程度あるセンサー部は「気軽に携帯する」よりもやはり「ノートと一緒に持ち運ぶ」という使用イメージだった。
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