日本を含めた世界情勢を予想することの難しさが際立つ現代。そんな2010年代がもうまもなく終わろうとする中で、これから社会に出ようとしている若者たちは、自分たちの未来をどのように考えているのだろうか? オンラインゲームの開発・運営で知られるコロプラ創業者、馬場功淳が設立したクマ財団が運営するクリエイター奨学金事業は、25歳以下の学生を対象とする支援制度。その第一期生となる、50名の若きクリエイター、研究者、アーティストたちの成果展示がまもなく行われる。 今回、その奨学生の中から「ロボットいきものクリエイター」の近藤那央、遠隔コミュニケーションを研究する城啓介、ハヤカワSFコンテストで大賞も受賞しているSF作家・津久井五月の三名を招いて話を聞いた。鼎談テーマはSFと未来について。近年注目の集まるSF映画を入り口に、三人が見据えるアート、文化、科学の向かう先を聞いた。 SFっていうジャンルが節目
