段ボール最大手のレンゴーは19日、グループ工場などの千人近い派遣社員を4月から正社員化する方針を明らかにした。士気向上による生産性の向上が狙い。自動車メーカーなど製造業では「派遣切り」が相次いでいるが、「雇用の確保が最重要」(大坪清社長)との姿勢を打ち出す。 大坪社長が同日、会長を務める関西生産性本部の記者会見で明らかにした。正社員として採用するのは、子会社の人材派遣会社に雇用され、レンゴーグループの全国の108工場などで働いている派遣社員。4月以降、転勤可能な「ナショナル・スタッフ」と、転勤がない「ローカル・スタッフ」の二つの賃金体系を新設し、本人の意向を聞いて採用する。どちらの賃金体系も手当は同じにする。正社員化に伴うコスト増は「年間で数億円程度」という。 同社は一時、古紙など原燃料価格の高騰が経営を圧迫したが、07年秋の値上げなどで業績が好転。09年3月期の連結売上高は前年比8%
「看病ぶりを褒められるのがうれしかった…」。入院中だった四女(8カ月で死亡)と五女(1)の点滴に細菌を含んだ液体を注入したとして、殺人と殺人未遂の疑いで岐阜県関市の無職、高木香織容疑者(35)が逮捕された事件。高木容疑者は、子供などを病人に仕立てて看病することで欲求を満たす「代理ミュンヒハウゼン症候群」である可能性が指摘されている。幼いわが子を懸命に看病する姿と、わざと症状を悪化させる行為。二面併存の母親について、専門家は「自分が認められたいという心理からの行動」とみている。 京都、岐阜両府県警合同捜査本部の調べでは、高木容疑者は、平成13年に入院先の病院で3歳で死亡した二女の看病について「『よくやっていますね』とほめられ、自分が認められてうれしかった」と供述。捜査本部は、高木容疑者がこのときの満足感を強く記憶にとどめていたとみている。 ミュンヒハウゼン症候群は「ほら吹き男爵」としての逸話
私の出演したCSの番組がYouTubeで流されて、15日の記事にコメントがたくさんついている。司会者が私の話を理解しないで変な突っ込みを入れ、コメンテーターが「日本的経営」にこだわるため話が脱線してしまったので、少し補足しておこう。 今のような状況になると、必ず「企業は景気のいいときもうかったのだから、内部留保を取り崩して雇用を守れ」という話が出てくる。こういう精神論は、企業が労働者のセーフティ・ネットになっていた日本的福祉システムを前提にしているが、そんな構造はとっくに崩壊しているのだ。日本的経営の典型と思われているトヨタも、すでに海外生産が国内生産を上回った。 こういう状況で製造業の派遣を禁止したら、派遣労働者は間違いなく失業者になる。不況で労働需要が急減しているので、企業が正社員を新たに雇用することは考えられない。人手が足りなければ、海外にアウトソースするだろう。今後ずっと雇用規
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