自治体への寄付で所得税などが軽減される「ふるさと納税」が、島根県内の市町で好調だ。 一定額を寄付すると特産品ももらえる利点を生かし、各地の特産品を集めるブームが東京などで広がっており、浜田市では、63件だった昨年度の寄付件数が、今年度は12月末で約4倍の233件。松江、出雲市でもすでに昨年度実績を上回っている。 各市町の昨年度実績は、出雲市が1384件でトップ。次いで安来市307件、雲南市164件、飯南、津和野町128件、松江市112件。今年度は12月末で出雲市が2188件、松江市も197件に増えている。 浜田市は今年度、特産品を贈る対象条件を「3万円以上」から「1万円以上」に引き下げ、特産品も高級魚のノドグロやどぶろくなどの人気商品を寄付者が選べる仕組みに変更。その結果、東京、神奈川などの都市圏からの納税件数が大幅に伸びたという。 特に、確定申告前の“駆け込み納税”で12月中の納税が11