前回の「Android 4.0のサービス/プロセス間通信の基本」ではAIDLを使用した「サービス」の基本を解説しました。サービスのライフサイクル、AIDL、Parcel、Parcelableに関しては、前回の記事を参照してください。 今回の記事で解説するサンプルアプリは、前回と同じものを使用します。以下よりダウンロードしておいてください。 なぜ「プロセス間通信」なのか? Androidの「サービス」は、バックグラウンドで処理を行いたい場合やバックグラウンドに常駐させたい場合に使用するケースがほとんどです。そのバックグラウンドの処理がアプリ固有であれば、同一プロセスで行い、プロセス間通信を行う必要はありません。 つまり、「複数のアプリから使用される可能性のある処理を独立したプロセスとして切り離し、それぞれのアプリから使用できるようにサービス化しておくこと、そのサービスを利用すること」がプロセ