「雁屋哲の食卓」を作っている主役は私の連れ合いだが、連れ合いには協力者がいる。 それは、子供たちである。 私の家では私の父が料理が好きだったので、その影響で私も台所に入るようになった。 私の姉の亭主も、これがまた大の料理好きで、土曜日曜には人を集めて自分の料理を食べさせるの趣味である。姉の息子たちも必然的に料理が好きだ。 料理の出来ない男は、我が家の男として認めない、と言うのが我が家の掟である。 男子厨房に入らず、なんて言葉を私の親族の間で使ったら、徹底的に馬鹿にされる。 私は、息子によく言って聞かせた。「男は、戦わなければならない。戦場で自分で食べ物を作れなかったら、戦えない。料理は男の必須の教養だ」 この場合、戦場というのは、本当の戦争の場とは限らない。仕事の場もまた戦場だ。例えば、物書き商売でも、腹が減ってはいい物を書けない。その時に、人に頼んで作って貰える身分なら良い。しかし、若い
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