「Flying Tentacles」は、Experiment(実験)の名を冠したやくしまるによるコンセプト盤。素数を譜面化・聴覚化した楽曲や、dimtakt、レーザーギター、OPTRON、スライムシンセサイザーという4台のオリジナル楽器による14分に及ぶセッション、円城塔書き下ろしのテキストの朗読と即興演奏による「タンパク質みたいに」などが収録される。またアルバムのライナーノーツには、今作について「人力、世界シミュレーター。」とのコメントを寄せた円城のテキストと、NTTインターコミュニケーション・センター畠中実主任学芸員による解説が収められている。 なおみらいレコーズのYouTube公式チャンネルでは現在、やくしまる(dimtakt)、ドラびでお(レーザーギター)、伊東篤宏(OPTRON)、ドリタ(スライムシンセサイザー)によるセッション映像のショートバージョンを公開している。