新年明けましておめでとうございます。今年こそRuby/Railsをやってみようという人もいるかと思います。ここではRubyのコードを読むのに便利なツールを2つほどご紹介したいと思います。 ドキュメント生成ツールのRD、RDoc、SDoc ソースコードに埋め込んだコメントを、そのままドキュメントとして抽出するツールがRubyにはいろいろあります。いちばん古くからあるのは、RD(Ruby Document Format)と呼ばれるもので、Markdownなどと同様に構造を記述できます。 現在、Rubyに標準添付されているのはRDocです。RubyのソースコードからHTML+CSS+JavaScriptを吐き出して、ブラウザで閲覧しやすくしてれます。もう1つ、RDocに似たものにSDocがあります。Sはsearchableのことで、ブラウザ上でクラスやメソッド名をインクリメンタル検索できるのが特
最近クックパッドでは、アプリケーションサーバの大半が Rails 2.3 から Rails 3 に置き換わったのですが*1、リリース前のベンチマークの時点ではあまりパフォーマンスが出ず四苦八苦していました。具体的には Rails 2.3 の時と比べ MRI 1.8.7 だとレスポンスタムが200%ぐらい遅い結果でした。Rails 3 になって実装が Merb core を取り入れ疎結合で綺麗になった反面、より多くのオブジェクトと・メモリを利用する様になった影響かと思います。 そこで Ruby インタプリタの変更*2を行い検証をしたところ MRI 1.8.7 (Rails 2.3と比べ) 約200%遅い MRI 1.8.7 -> Ruby Enterprise Edition 1.8.7 2011.03 (tcmalloc 無効) 約180%低速 MRI 1.8.7 -> Ruby Ente
こちらのエントリーが大変参考になったので、僕らが作ってる怖話.jp(kowabana.jp)のシステム構成や開発方法についても公開していこうと思います。 怖話.jpはスマホ向けWebサービスなのでPC向けとはPVとかの傾向がちょっと違うかも知れません。 怖話.jpとは スマホで17,000話以上のサウンドノベル風の怖い話が閲覧・投稿できるサイト(アプリではありません)です。詳しくは下記エントリーを参照してください。 スマホでサウンドノベル風怖い話投稿サイト | FJORD, LLC(合同会社フィヨルド) 7月16日にRubyKaigi2011に合わせて無理矢理ベータテストオープンして、8月9日に正式オープンしましたので正式オープンからは1ヶ月経ってないまだまだのサイトです。開発期間は約1ヶ月ぐらいです。 サイト情報 (これAnalyticsを直接貼るのはどうやればいいんだろう?) 直近一ヶ
Rails エンジン (Rails Engine) は、ひとことで言うと、Rails アプリケーションの再利用を容易にする仕組みです。Rails エンジンに関することは、https://github.com/rails/rails/blob/master/railties/lib/rails/engine.rb に全て書いてあるのですが、自分用のメモとして Rails エンジンの {良いところ,作り方,使い方} を簡単にまとめてみます。 この記事は、執筆時点の最新版 (Rails 3.1.0.rc5) をもとにしているため、8/22 リリースとアナウンスされている 3.1.0 では参考にならないかもしれません。ご注意を。 Rails エンジンとは 他の Rails アプリケーションを自分の Rails アプリケーションから利用したい、という場合、どのようにすればよいでしょうか。Rails
リリースしたものよりもそこに至る過程や理由が自分にとって大事なのでそれを残しておこうと思う。 ※ なんかこれしか書いてないとリリースしたものがどうでもいいように聞こえるけど、そんなことないよ! 付き合い続ける気があるからこその Rails だもの。 Rails の採用に関してオレフレームワークとの決別と人材採用のコストダウンこれまで、PHP 4.2 以降で使えるオレライブラリ、オレフレームワークで小規模なものを作ったり、PHP 3 時代からのレガシーというか遺跡級のシステムの漸進的リプレイスなどを行っていたが、どうも限界を感じていた。なんか仕事が後ろ向きな感じもしていた。このままだとずっと時代に追いつけずに終わりそうという危機感もあった。 また、Google App Engine の登場以降感じていた「うちに必要な技術はこれだよ」と具体的にはっきり言えること、それによって生み出すことのでき
更新: 2011年7月9日23時0分頃 とあるシステムで徳丸本のストレッチングを採用することにしたという話がありましたが、その実装が佳境に入ってきました。私は指示だけ出して、実装はお任せ……と思っていたのですが、基本的な部分を作ってもらったところでバトンタッチされ、私が引き継ぐ形で実際にコードを書くことになりました。 基本的には徳丸本 (www.amazon.co.jp)のオススメどおりの実装にするという方針なのですが、実際にコードを書いてみると、いろいろと気になったり迷ったりした事も出てきました。そのあたりを簡単にメモしておきます。 ※ちなみに、このシステムはRuby1.9.2 + Ruby on Rails3での実装なので、PHPのコードサンプルをそのまま使っているわけではありません。 ストレッチ回数をどう決めるのか徳丸本327ページにあるコード例を参考にして実装。アプリケーションごと
はじめに Rails3.0.0がリリースされて、2ヶ月(2010年10月末現在)。皆さんRails3ライフを満喫していますか? Rails3がはじめてという方、マニュアルやリファレンス探しに苦労されていませんか? Rails3でコードを書いていると、どうかけばいいのかな?ということもしばしばあって、自分なりに参照するサイトなどがまとまってきたので、今日は自分が参照する順番に、URLを晒していきます。少しでも参考になれば幸いです。 もくじ Rails Searchable API Doc Google – Search by date Rails 3 Ropes Course Railscasts – rails-3.0 episodes Ruby on Rails Guides Github – Search: rails3 example O’REILLY – Rails3 in a N
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