「わたしきれい?」と言いながら近づく妖怪女の都市伝説にちなんだお化け屋敷が、伝説発祥の地とされる岐阜市の柳ヶ瀬商店街に13日、オープンする。 柳ヶ瀬はかつて、東海地方でも有数の繁華街として知られたが、市の主力産業だった繊維産業の衰退とともに活気を失い、シャッターを下ろしたままの店も目立つようになった。企画した地元の経営者らは「お化け屋敷を活性化の目玉に」と張り切っている。 オープンを控えた7日、関係者にお化け屋敷の一部が公開された。暗闇から妖怪女が登場する仕掛けで、体験したボランティアの女性スタッフは、不気味な女の姿に悲鳴をあげていた。 この都市伝説は「口裂け女」と呼ばれ、1979年に流行。マスク姿の女が「わたしきれい?」と問いかけた後、マスクを外して恐ろしい形相を見せ、鎌やハサミで襲ってくるという怪談だ。同年1月の新聞に、岐阜市内の子供の間で出没のうわさが広まっているという内容の記