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  • BanG Dream! Ave Mujica:第3話『Quid faciam?』感想ツイートまとめ - イマワノキワ

    死の甘き腕に抱かれて、いつか来たる復活の時を微睡む。 おやすみなさい、若葉睦。 1クールかけて秘されてきた内心が吐露されたと思ったら、可哀想な子がぶっ壊れるAve Mujica第3話である。 平然とあろうと頑張ってはみるが、やっぱきちーわ…。 アクシデントもチャンスに変えて、商業的成功へバリバリ突き進むAve Mujicaであるが、行動方針を立てる祥子はガタガタだし、にゃむは芯の入った反逆キメてくるし、初華の視線はねっとり熱を宿して重たいし、海鈴は硬く固めた”仕事”の仮面の奥に音が見えないし、なーんも順風満帆じゃない! このアニメは視聴者が勝手に決めた”当”を裏切り続けることで駆動してると感じてるけど、裏側がよく見えるから危なっかしく思えるAve Mujicaの活動も、ファンからすればトンデモないサプライズを毎回ぶっ込んでくれる神公演であり、演者が望む形が必ずしも、バンドの当とも限ら

    BanG Dream! Ave Mujica:第3話『Quid faciam?』感想ツイートまとめ - イマワノキワ
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    atoz 2025/01/24
    "祥子がすがったとも初華が誘い込んだとも取れる二人の同居生活が、光に満ちた階下と薄暗いロフトに分割され、一応はしごがかかってる状況は見事だと思う"
  • 『GLORY・RISEフェザー級トーナメント 感想と、K-1雑感。カルロスSARABAの宴。』

    先日行われたGLORY・RISEフェザー級グランプリ感想です。 GLORYとRISEの合同興行として開催され、現GLORYフェザー級王者👑🇹🇭ペットパノムロンを筆頭に、RISEのリングでそのペットパノムロンに勝利し、RISEフェザー級王者となった👑🇦🇺チャド・コリンズ、フェザー級日人トップファイターである🇯🇵原口健飛、🇯🇵白鳥大珠などが参戦、キックボクシングフェザー級(65kg級)としてはガチの世界最高峰の面々を揃えてきたと言い切ってもいい、今回のGLORY・RISEフェザー級世界最強トーナメント。 トーナメントはK-1方式の8人制ワンデートーナメントとして行われ、65kg級という階級においては実質のK-1 WORLD  MAX世界一決定トーナメント2024と言ってもいいでしょう。 先々週、代々木第一体育館で行われたK-1 WORLD GPに関しては、5500円のPP

    『GLORY・RISEフェザー級トーナメント 感想と、K-1雑感。カルロスSARABAの宴。』
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    atoz 2024/12/24
    "実現不可能だった夢のカードを引き伸ばしに引き伸ばしてファンを焦らせまくって、ダイヤモンドの価値にまで磨き上げて期が熟したところで対戦が実現して熱狂していただけに過ぎなかった" 身も蓋もないが確かに…
  • (ヘヴィ・メタルは) 負けヒーローが多すぎる!|夏目進平

    "負けヒロインが多すぎる!"。いやー、おもしろかったねー!まず、なんといっても作画が素晴らしい!まさに8K。映画のような風景に溶け込むマケインたちの喜怒哀楽。 マケインなら僕はね、八奈見ちゃんが好きですね。やっぱり、いっぱいべる女の子はいい。ちくわをかじる女の子はいい。だらしなボディで、倫理観もだらしなく、金銭的にだらしないところも素晴らしい。僕はね、ちょっとだらしない女の子が好きなんですね。そのくせ、一番仲間を思いやっていて、ラッコで、百面相で、ニセモノなんか興味はなくてホントだけを見つめてる。また、八奈見ちゃんの歌う "Love 2000" が最強なんだよねえ。 マケインというのは、マーケティングやインフラや外資系は全然関係なくて、負けヒロインの略。つまりは負け組、3人のフラれた女の子たちのこと。おもしろいのは、3人が3人ともスペック (この言葉はあまり好きじゃないけど) が低いから

    (ヘヴィ・メタルは) 負けヒーローが多すぎる!|夏目進平
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    atoz 2024/12/13
    "ブレイズ・ベイリーとティム・"リッパー"・オーウェンズはまさに小鞠ちゃんだ"
  • スティーブ・ヴァイ&アル・ディ・メオラ 少年ジョー・サトリアーニに送ったファンレターの返事 - Stay Together

    先月のジョー・ボナマッサとの対談で「来月アルにディナーをご馳走になる」というお宅訪問予定を語っていたヴァイ先生ですが、予定は変更され、西海岸ツアーをしていたディメオラさんがヴァイ先生宅を訪問することになったようです。 そして何とヴァイ先生のスタジオでディメオラさんの配信番組を撮影してストリーミングするというスペシャルが実現しました!何とまあ豪華で強力な巨匠対談! 雑談で始まった対談ですが、お題がありまして、各自が相手に聴かせたいお気に入りの音楽リストを作成して互いに聴かせ合い、音楽について雑談するというもの。彼らがどんな曲を選ぶのかも興味津々です。 2時間越えの対談から概要をざっくりまとめました。 ================= 1曲目 ヴァイ選曲:ジェイコブ・コリアー楽曲 SV「こういう(際立った才能の)若者たちは新種の人類のようだ」 ディメオラ選曲:"Splendido Sunda

    スティーブ・ヴァイ&アル・ディ・メオラ 少年ジョー・サトリアーニに送ったファンレターの返事 - Stay Together
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    atoz 2024/12/09
    二人の対談の要約。Dirty Loopsの名前もあがっていてニッコリ。「私は君の大大ファンだったんだ、緊張して言葉も出なかったよ」
  • 「マノスフィア」の勝利──トランプを大統領にしたインフルエンサーたち

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    atoz 2024/11/08
    "2024年において、数千人の熱狂的支持者に向かって演説することは、イーロン・マスクにXで“選ばれし者”とされ、総フォロワー数が数億人に及ぶ右派インフルエンサー集団から支持されることには到底及ばない"
  • 【公式文字起こし】芸人・永野のYouTubeでのパール・ジャム特集:ゲスト 新谷洋子

    2024年4月19日に発売されたパール・ジャム(Pearl Jam)による12作目の新作スタジオ・アルバム『Dark Matter』。 各所で絶賛の声が高いこのアルバムの発売を記念して、芸人・永野さんのYouTubeチャンネルにて音楽ライターの新谷洋子さんがゲスト出演したパール・ジャム特集が配信。この動画を抜粋した文字起こしを掲載します。 <関連記事> ・パール・ジャム、新作アルバム試聴会レポとプロデューサーの功績 ・ストーンズの新作をプロデュースしたアンドリュー・ワットの経歴 デビューから今までずっと凄い!パール・ジャムを熱く語る!(ゲスト:新谷洋子)/エディ・ヴェダーが「これが俺達の最高傑作」と話した最新アルバム「ダーク・マター」 「パール・ジャム好きって言ったらダメなんだ」という当時の風潮 永野:今回はパール・ジャムが4年ぶりのニューアルバム『Dark Matter』をリリースしたこ

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    atoz 2024/11/02
    "当時ネガティブ・キャンペーンしてた人たちに謝ってほしいです。なんであんなこと言われる筋合いがあるんだろう。僕、何回も言ってるんですけど、なんで当時の雑誌の人たちはパール・ジャムを落としたんですか?"
  • Netflix『極悪女王』の“本物”志向に感じた危うさ 「リアルなプロレス」を求めるひとびとのナイーブな欲望

    Netflixで、プロレスに関する映像作品が立て続けに2配信された。ダンプ松と長与千種の髪切りマッチを軸に、1980年代半ばの全日女子プロレスの様相を描いていくドラマ『極悪女王』と、世界的プロレス団体WWEを築き上げたビンス・マクマホンの半生に迫ったドキュメンタリー『Mr. マクマホン: 悪のオーナー』だ。 1985年という時代における少女たちの状況と熱狂を描いた日のドラマと、およそ50年に及ぶ世界最大のスポーツエンターテイメント団体の歴史。偶然にも同時期に配信が開始されたこの2つの作品は、並べて見ることでプロレスについての立体的な視座を私たちにもたらす。 そして、そこで得られた理解――虚構と現実を混濁させるプロレスの危険性を鑑みると、40年前の女子プロレスを描いた『極悪女王』の描写のある種の無邪気さに、少なからぬ危うさを感じざるをえない。実在の団体の実名の選手をドラマ内にそのまま

    Netflix『極悪女王』の“本物”志向に感じた危うさ 「リアルなプロレス」を求めるひとびとのナイーブな欲望
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    atoz 2024/10/27
    "虚構と現実を意図的に混じり合わせる特殊な表現形式にのっとっているにもかかわらず、このドラマは結局のところ「“本当”に血を流して」「“本当”に勝ち負けを決める試合」こそが価値がある、と結論付けている"
  • アズ・アイ・レイ・ダイング - Wikipedia

    Tim Lambesis (ボーカル) Phil Sgrosso (リードギター) Ken Susi (リードギター) Ryan Neff (ベース (弦楽器)ベース) Nick Pierce (ドラムス) ジェレミー・ロヤス (ギター) エヴァン・ホワイト (リードギター、ベース) トミー・ガルシア (リードギター、ベース、ボーカル) ジェイスン・クレブス (リズムギター) ジョン (ベース) ノア・チェイス (ベース) ブランドン・ヘイズ (ベース) アーロン・ケネディ (ベース) クリント・ノリス (ベース、ボーカル) ニック・ヒパ (リードギター) ジョシュ・ギルバート (ベース、ボーカル) ジョーダン・マンチーノ (ドラムス) ティム・ランベシスが元々所属していたバンドを脱退し立ち上げる。その後、ギタリストのエヴァン・ホワイト、ドラマーのジョーダン・マンチーノの2人を誘い、3人で

    アズ・アイ・レイ・ダイング - Wikipedia
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    atoz 2024/10/26
    "別居中の妻に対する殺人依頼をしたとしてヴォーカリストのティム・ランベシスが殺人教唆罪で逮捕された。これは身分を偽装して近づいた捜査員に対して行った依頼で、金額は1,000ドルであった"
  • 仮文芸

    小柄で猛烈な女がおたく度テストで人を試してくる。男はテストに合格する。この邪念はキャラクターを造形する方法を教えてくれている。彼女はビールの泡を口の周りにつけたりと無頼アピールに余念がない。それが鼻についてくれば高位互換者を投入して女を劣位に置く工程が始まる。戦争博物館の研究者を天才だと男は評し女の運転を荒くさせる。 謎の写真が男の興味を惹いている。詩人とエンジニアのカップルが時代を異にするさまざな集合写真に容姿を違えず納まっている。WWIのノーフォーク連隊、WWIIのアレクサンドリアあるいは90年代のボスニア。 課題はキャラクターに機能的な行動を強い無頼のような装飾的性格を脱落させる。女は推理をことごとく外し、その無頼は天然だと解釈されワトソンを女体化する趣向が知れてくる。それはいいのだが、筋のミステリーには欠陥もある。 基設定は梶尾真治調である。遭難し時間旅行を制御できなくなった詩

    仮文芸
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    atoz 2024/10/21
    "カプセルに入る直前になるとこのポンコツは悪魔的な心変わりをして、取り乱す夏生の口唇を奪い呪いの言葉を吐く(逆上してこのカットは5秒強のばした)"
  • 庵野秀明はなぜ作家性の夢を捨てリアリストになったのか - 17.5歳のセックスか戦争を知ったガキのモード

    庵野秀明さんが『宇宙戦艦ヤマト』の新作劇場版アニメの制作を発表しました。「ヤマト」は彼が子供のころから親しんだ作品ということで、「ナディア」や「エヴァ」でも引用が見られたりしますよね。 しかし最近の人気シリーズの新作ばかり手掛ける手付きには、「子供のころから見てきた作品を自分の手で作れる」喜びというよりも「それが興行として負けないから」という苦さを感じます。 いつのころからでしょうか? エヴァンゲリオンのリメイクあたりからでしょうか? 庵野さんはある時点で、作家性という夢を追わない作家性というべき奇妙な方向へ進んでしまったように思います。 いま、山田尚子さんや湯浅政明さんなど数多くのアニメ作家は常に新作の長編を制作し、その作家性を評されています。ところが彼らと比較すると、2000年を過ぎてからの庵野さんは「強い作家性を表現するために、オリジナル作品にこだわる」ことを潔いまでに捨てているよう

    庵野秀明はなぜ作家性の夢を捨てリアリストになったのか - 17.5歳のセックスか戦争を知ったガキのモード
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    atoz 2024/10/15
    "常に現状に対して冷徹で批判的でもある、というはそうなんですが、アニメ作家がそのビジョンであることは果たしてどれくらい意味があるのだろうかとも思います"
  • 4HERO 『TWO PAGES』

    当サイトは音楽好き向け、多ジャンル試聴&レビューサイトです。YouTube系動画・映像サイトをお探しの方は→音楽ランキング上位←にたくさんあります。 2006/06/29(木) 今日はオーガニックなドラムンベース。未来へのベクトルから「宇宙」を目指した2nd『パラレル・ユニヴァース』から、「古代」を思わせるベクトルにシフト&深化。温かみ感じるソウルフルな名作です。 以前にも紹介したUKのMark Mac(マーク・マック)ことMark Clair(マーク・クレアー)とDego(ディーゴ)ことDego McFarlane(ディーゴ・マクファーレン)による2人組ユニット4HERO。最初はイアンとガスもいて、4人組だったから4HEROって訳です。今日の一枚は1998年、Talkin'Loudからのリリースされた3rd『トゥ・ペイジズ』です。 まぁとにかく色褪せない一枚ですね。久しぶりにしっかり聴き

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    atoz 2024/09/21
  • Category:ドーピング違反の総合格闘家 - Wikipedia

    ドーピング禁止規定に違反した総合格闘家に関するカテゴリ。 処分を受けた選手もしくは人が認めた選手のみを対象にする。 疑惑はあるが処分されていない、後に潔白となった選手は含まない。 カテゴリ「ドーピング違反の総合格闘家」にあるページ このカテゴリには 89 ページが含まれており、そのうち以下の 89 ページを表示しています。

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    atoz 2024/08/23
  • Save 10% on Balatro on Steam

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  • DREAM THEATERとプログレメタルブーム | scsidnikufesin

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    atoz 2024/07/27
  • サブスク時代に“逆行”する音楽、プログレが日本で今独自の進化を遂げている?

    イギリスを中心に1970年代前半に流行したプログレッシブロック。クラシックやジャズなどの要素を取り入れた組曲風の楽曲展開や、変拍子を駆使した複雑な構成など独自のサウンドで、ここ日においてもマニアックな音楽ファンから支持を集めてきた。その反面、King Crimsonなどの人気バンドがメンバーの死去によりライブ活動を休止し、また新規ファンの流入が乏しく、次第にファン層の高年齢化が進むなど、あえて言葉を選ばずに言えば“過去のジャンル”と認識されている感もある。そんなプログレが今、音楽ファンの間で再び話題を集めているという。ここ日でも、「FUJI ROCK FESTIVAL '24」への初出演を決めた曇ヶ原をはじめ、さまざまなバンドが、それぞれのサウンドを追求し、小規模ながらも独自のシーンを形成している。今、日のプログレシーンに何が起こっているのか? 関係者たちへの証言を交えて検証する。

    サブスク時代に“逆行”する音楽、プログレが日本で今独自の進化を遂げている?
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    atoz 2024/07/27
  • 朝倉未来vs平本蓮の競技能力に関係しない概観

    朝倉未来vs平蓮は競技能力とは別の物語性を見立てて捉えている。 インフルエンサーと呼ばれるらしい所作はYoutubeなどSNSを経由して誰でもスタートできるが、拡大するなかで陰惨なものへ変貌する。だらだらとしたアテンションエコノミーによって肥大化し、無関係なはずの自分の視野に入るまでに増長することに対し、不快感を覚えないようにすることは難しい。 最近、さまざまな意味での敗北についてよく考えることが多い。主に活動しているビデオゲームではゲームでの敗北に関して哲学として研究するものなどが出ているが、今回考えたいのは敗北がもたらす苦痛についてだ。特に俗にインフルエンサー(稿では定義を手軽なSNSやYoutubeなどを利用して商売をしている人、というあたりに留めている)と呼ばれる人間たちにおける敗北や失敗についてをよく考えている。膨大なフォロワーを抱える彼らは頑なに敗北や失敗を認めない態度を常

    朝倉未来vs平本蓮の競技能力に関係しない概観
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    atoz 2024/07/23
    "青木真也の意見が格闘家の生き様とかどうたら言い出したのは、端的に競技能力に限界が来て個人事業者としての別のビジネスを移行したからに過ぎない。"
  • 産業ロックについて語るときに渋谷陽一の語ること - YAMDAS現更新履歴

    rockinon.com この記事タイトルには苦笑してしまった。ジャーニーを「「産業ロック」呼ばわり」って、それやったの、お前のとこの社長(現在は会長)だろが! というわけで、渋谷陽一の著書などからの引用を今月もやらせてもらう。今回は、彼が「週刊FM」1982年12号に寄稿した「産業ロックへの挑戦状」を紹介する(『ロック微分法』収録)。 FM ラジオ専門の週刊誌があったなんて、若い世代の人にしてみれば信じられないかもしれないが、それはともかく、この文章の「産業ロック」というお題は、編集部サイドから与えられたものらしい。 この"産業ロック"、僕が勝手につけた名称で、アメリカで売れまくるフォリナー、ジャーニー、スティックス、REO・スピードワゴンといった一連のグループを指す言葉である。アメリカではこういうグループを"ダイナソー・ロック(恐竜ロック)"と呼ぶらしい。つまり巨大で古めかしいというわ

    産業ロックについて語るときに渋谷陽一の語ること - YAMDAS現更新履歴
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    atoz 2024/07/17
    学生時代、サークルの先輩にこういうロキノンやミュージックマガジン読者でマウントとってくる人がいて、本当に嫌かつ鬱陶しかった。渋谷陽一史観って罪深いとさえ思う。
  • 高橋和巳「憂鬱なる党派 上」(新潮文庫) 六全協で挫折した活動家たち。大島渚「日本の夜と霧」と同じ主題。 - odd_hatchの読書ノート

    28から30歳くらいの元教師・西村がいる。彼は結婚し子供もいるが、この5年間熱中していたのは、父母らが入居していた長屋の住人36人の伝記を書くこと。出生も仕事も年齢も共通していない36人であるが、共通しているのは1945年8月6日8時15分に広島で死亡したこと。すでに1960年代には被爆者の手記が盛んに書かれていたが(占領が終わってGHQの検閲がなくなったことと、ビキニ環礁で日漁船が被ばくした。原水爆禁止運動が起こり、その影響があった)、西村はそのままでは消えてしまう記憶を言葉に残すことがとてつもなく重大な仕事であると思えた。しかしあまりの熱中を子は理解せず、元からの他人嫌いや無関心のせいもあって、三行半を突き付けられる。原稿を完成した西村は離婚し、教師を辞め、出版先を探すべく大阪市内とうろつきまわる。直ぐに金はつき、貧民街の安い宿屋に長期宿泊し、時に日雇いに出なければならない。 初出

    高橋和巳「憂鬱なる党派 上」(新潮文庫) 六全協で挫折した活動家たち。大島渚「日本の夜と霧」と同じ主題。 - odd_hatchの読書ノート
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    atoz 2024/07/17
    “賃労働をすることは資本主義の網に取り込まれることになるからだ。なので、金のない西村が宿に選んだ貧民街に行くことを嫌う。臭いや路上のごみや酒びたりの人々に接触することを嫌う”
  • MMA黎明期のレジェンド・平直行の意外な文章描写の鋭さは、どういう意味を持つのか?

    ずいぶんと遅れて平直行さんの『U.W.F外伝』を読んでいる。文筆業者として一番気になったのは「なぜ平さんはこんなに精微な文章の描写ができるんだろう」ということだった。その時々の情景描写は読者に見逃されがちだけど、簡単にはできないものでもある。その点において基は喋りっぱなしみたいな書きぶりが多い、格闘家の自伝のなかでも異質な印象がある。 それは平さんが2016年に新宿FACEに出場しようとした冒頭に表れている。 地下駐車場から地上に肩を並べて上がると、ビルとビルの間から青い空が見えた。歌舞伎町は大小さまざまなビルだらけで、ビルの隙間の狭い空間に少しだけ空が見える。冬の空気は乾燥しているから、空が遠くまでよく見える。ビルの間から見える空はホンの一部だけ、でも遠くまで〝空の奥〟が澄んで見えた。ふと、北原君と過ごした 30数年前の自分に戻ったような気がした。 冬には、普段富士山が見えない離れた場

    MMA黎明期のレジェンド・平直行の意外な文章描写の鋭さは、どういう意味を持つのか?
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    atoz 2024/07/17
    "他人に「あの時のお前の性格ならどうあがいてもダメだった」と言われるのはいつだってきついので、40代や50代になってもお前が言うなと反発するみたいに『1984年のUWF』には反論が寄せられていたなと思う"
  • プログレおすすめ:Anathema「Weather Systems」(2012年イギリス)

    Anathema – 「Weather Systems」 第24回目おすすめアルバムは、イギリスのプログレッシブ・ロック系のバンド:Anathemaが2012年に発表した9thアルバム「Weather Systems」をご紹介します。 このバンドはメインボーカルとなる男性のVincent Cavanagh、女性のLee Douglasの2人のボーカルが印象的であり、基4人編成のメンバーです。 Vincent Cavanaghは、ボーカル以外にもキーボード、シンセ、ギター、ベースギターもこなしています。バンドの初期発売のアルバムではゴシック色が強いメタル系なサウンドでしたが、6thアルバム「A Fine Day To Exit」あたりからゴシック色よりも抒情的でたおやかなシンフォニック系のプログレッシブ・ロックへと変貌しています。個人的には、過去のゴシック色が強いサウンドが各楽曲のところど

    プログレおすすめ:Anathema「Weather Systems」(2012年イギリス)
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    atoz 2024/06/30